2011年11月27日日曜日

絶望色に染まるとき


愛する人に愛されないのは仕方ないとしても


嫌いな人に嫌われるのも まあ仕方ないとしても


あなたに嫌われるのは やるせない


そんなとき


私は絶望色に染まる


たぶん多くの人が染まったと同じように染まるのだ


 


染まっても染まっても


そのままであることにまだ満足できずに


さらに新しい絶望色に


染まるのだ


 


暮れ方


絶望色は冬の夜空のように


寒さを引き寄せようとしている


だが


絶望色に染められた体は


熱を逃がすことができずに


うずいている


 


針の穴ほどの希望が差したとき


勢いよく


飛び立つのだ

 

線香花火がはじけたのを


あなたは何度見たことがあるだろうか


 


それが


宇宙規模でいくつも起こるのだ


あなたは耳をふさいで


今までのことをすべて投げ出して


新しい時間を迎えるだろう


3 件のコメント:

  1. わたしも(濃いめの)絶望色に
    どっぷり染まったことあるよ(llllll´(エ)`llllll)
    いまもたまにホープレスになる。
    でもね、お腹はすくの。
    だから、なにか食べる。
    絶望色に染まっていても、
    生きるために生きているんだよね、
    わたしたち^-^!
    ガンバロッ★→

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  2. ちょりんちょりん2011年11月28日 0:09

    幸せばかりでは、幸せは感じられないものね。
    星も死ぬから、新しい星が生まれる。
    線香花火の爆発で、いっぱい何か生まれたね。

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  3. 一昨日、久しぶりに絶望色に染まりました。

    針の穴ほどの希望を、
    見逃さないようにしたいです。

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