詩に
あなたのことを
書くことができない
窓から月の光が入ってくるので
明かりを消して
あなたのことを
書こうとするけど
きらきら光る
街のあちこちちを眺めても
あなたをそこに置くことはできない
街灯の明かりから電線をたどって
あなたの部屋に尋ねていっても
あなたはひとり
アイロンかけをしているから
声をかけることもできない
衣服は過去の思い出を
浸み込ませているかもしれないが
そこに私の香りは混ざっていない
私は
言葉の通じない地で
学生と混じって生活している
あなたがつい最近まで
やっていたことを
私は経験を踏み倒して
後戻りして
やっている
あなたの後ろから
歩いていこうと決めたのは
夏の日
あなたの詩を書き続けて
書くことができないと思ったのは
きょう
十一月十四日の夜
あなたのことを
書くことができない
窓から月の光が入ってくるので
明かりを消して
あなたのことを
書こうとするけど
きらきら光る
街のあちこちちを眺めても
あなたをそこに置くことはできない
街灯の明かりから電線をたどって
あなたの部屋に尋ねていっても
あなたはひとり
アイロンかけをしているから
声をかけることもできない
衣服は過去の思い出を
浸み込ませているかもしれないが
そこに私の香りは混ざっていない
私は
言葉の通じない地で
学生と混じって生活している
あなたがつい最近まで
やっていたことを
私は経験を踏み倒して
後戻りして
やっている
あなたの後ろから
歩いていこうと決めたのは
夏の日
あなたの詩を書き続けて
書くことができないと思ったのは
きょう
十一月十四日の夜
あなたの前を歩くのは
返信削除とても心細いけれど
振り返れば あなたがいる
そう信じていたら きっと大丈夫