みちるのブログ
走り出すバスを見送るのはつらいことだもう二度と約束して会うことはないから
つめたい蛍光灯の光に照らされた顔はお化けのように青白い
いつか見たムンクの絵のようだ
そういえば今日の月は欠けていて青白い光を降らしている
涙を搔き出すにも頼りない
何も話さないうちにバスはやってきた
気がつくとバスはもう何処かの駅に到着している
旅立つ者より 残された者の方が辛いのは同じ風景の中に留まっているからさっきまで あの人がいた場所だからバスに乗ったら遠回りどこかで聞いたタイトルが涙の隅で光っていた
旅立つ者より
返信削除残された者の方が辛いのは
同じ風景の中に留まっているから
さっきまで あの人がいた場所だから
バスに乗ったら遠回り
どこかで聞いたタイトルが
涙の隅で光っていた