2011年2月14日月曜日

弱さ

これ以上弱くなれないという弱さ
命の崖っぷちを歩くことができない自分

生きている価値というのはどういうものだろう
顕微鏡の中でうごめく細胞をみながら
思い出の海を捜し回る

いつから道はなくなってしまったのか
それまであったはずだった道は幻想だったのだろうか

答えてくれる者はいない
白い雪が街に降り積もる
いつもと違う街の風景
これは幻想ではなく現実なのだろうか

頼りなく指先を動かす
干からびかけた手が
誰かの意志で動いているようだ

3 件のコメント:

  1. たいがいの場合、私が記憶する限りでは、「弱さ」は残酷です。
    自分の弱さに夢中で、本人は、人を傷つけることには、おかまいなし。
    それほどまでに、怯えている。

    返信削除
  2. 弱さにもいろいろあると思いますが、性格的な弱さは本人の力ではなかなか直せませんね。自分を見つめ、弱さを知ることが精一杯ということもあります。ぼくなどはそうした人間なのでしょう。
    弱さを抱えた人はどうしたらいいのでしょうか? 弱さが凶器になることを恐れて部屋でじっとしていればいいのでしょうか。ぼくはそうは思いません。弱さを慰めつつ、自分と他人との関係を見つめてどうしたら良いかを考えることを繰り返していくべきだと思います。

    返信削除
  3. 中村ゆき子2013年1月28日 2:26

    これまであるはずだった道は現実でこれからも道が続いていると思っていたのは、あなたの勝手な思い込み。
    あなたが歩いてきた道はあなたがわざわざ選んだ難しい迷路。
    今立ち尽くしている場所は第一ステージをクリアして第二ステージのスタートライン。
    合図がなると、今度は道を自分で、作りながら進まなければならない。
    雪が降って視界が悪くなる前に軌道修正しよう。
    弱いって悪いことじゃない
    人の優しさ一杯感じられる。強くなって周りが見えなくなるくらいならよわいままでいい。

    返信削除