2011年8月28日日曜日

バス停からの道

バス停から
遠回りに
5分ほど歩いて
何も貼っていない
掲示板の横を通り過ぎ
風さえ立ち止まる
小さな交差点を過ぎると
あなたの家がある

冬の日にはやさしく揺れ
春の日には
笑い声が漏れ
夏の夜には
静かに月の光が
高い窓をノックする

その家に
訪れるごとに
あなたは成長し
僕は少年の日を思い出し
ふたりで悲しみを握りしめて
結晶にして遊んだ

その結晶を砕いて
岩塩の代わりに目玉焼きにふりかけ
フォークとナイフで気取って食べる
サラダと一緒に
お日様の味と
ひよこの味と
海の味と
血の味が混じっている

向き合って
座ってたべる
僕たちに
聴こえるはずもない
バスの音が聞こえる

6 件のコメント:

  1. 次は、秋に訪れるのでしょうか?

    その目玉焼きは深い味がして、美味しそうですね。
    今日も、ごちそうさまでした^^

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  2. 気心知れたあなたと食べる目玉焼きはおいしい。
    いつ怒り出すか、いつ笑うのか、
    どうしたら楽しいか、みんな知ってるから。

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  3. マツザキヨシユキ2011年8月29日 4:42

    目玉焼きの黄色に、どんな思い出がありますか。お日様のような、ひよこのような。口の中で広がる味にはかすかに海の味、血の味。栄養がありそうで、値段は安上がりで…。目玉焼きのことを考えると、懐かしさが湧いてくるのは、何故だろう。

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  4. うけちゃん2011年8月29日 7:43

    目玉焼きは、どんな時にも
    味方でいてくれた。。。

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  5. 小学1、2年のとき、友達が焼いてくれた目玉焼きの、
    美味しかったこと。

    同い年の友達が、とても大人に見えたのを思い出します。

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  6. 卵を見ると ひよこの目を想像して食べたくないとないた記憶があります。でも怒られるので目をつむって食べた記憶があります。
    今は平気で食べています。生き物を食べることの意味を感じました。

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