古い木の家の
破れた壁を塞ぎ
朽ちかけた柱を補強して
箒で床を掃いた
屋根に溜まった木の葉を下ろして
木ぎれと一緒に焚き火をした
ほかに
なにが必要だったのか
思い出せない
乾き始めた風の向こうに
いつのものともつかない
笑顔が見える
その人と別れてしまったのか
まだ出逢っていないのか
はっきりしない
わたしは
欲しいものを手にするために
生きてきたが
欲しいものは
わたしが持っていなくてもいいものばかりだった
だからわたしは
なにかに欲されたいと願った
この世界が
わたしを爪弾きにせず
受けとってくれることを願った
誰かが
受け渡してくれるのなら
すべてを委ねたい
あなたは、とても大切な人。
返信削除あなたの存在に、救われている人がいる。
あなたが大切にしているものを、一緒に大切だと思う人がいる。
あなたが気がついていないだけ。
欲望だけで生きて行くのはダメなんだ。欲望は姓名の感覚を破壊してしまうんだ。そんな映画を観てかいたのがこれ。
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