未来創作
みちるのブログ
2011年8月27日土曜日
湿った時間の中で
湿った時間が流れている
薄暗い空間に
発酵した花の香り
あなたの服の襟から漏れてくる鼓動
灼けた肌が
境界線を作っているので
私はそこから中に入ることができない
ただ入ることができるのは
許可証を持った者
あなたは笑って
チケットを発行するけれど
それはすでに有効期限がきれている
それは
誰もが知っている
神話のようなメルヘン
あなたの姿を探そうと
発酵した花の香りを追ってきたけれど
そこにいたのは言葉を知らない
異国の少女だった
1 件のコメント:
もも
2011年8月28日 12:33
知らない言葉の異国の少女は
境界線の越え方を知っている。
あなたは、知っていることを知っている。
彼女がなぜ、有効期限切れのチケットを渡すのかも
わかっている。
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知らない言葉の異国の少女は
返信削除境界線の越え方を知っている。
あなたは、知っていることを知っている。
彼女がなぜ、有効期限切れのチケットを渡すのかも
わかっている。