2011年8月24日水曜日

ピスタチオの殻

ピスタチオの殻を
爪で弾き割って
皺々の実を
口に放り込み
歯の間で
砕く

噛むたびに
一つ
また一つと
忘れていたシーンを思い出す

もしかしたら
空想のシーンも
混ざっている

ピスタチオが好きになってから
10年の月日が流れた
ピスタチオが好きな間に
出会って愛した人
嫌いになった人
忘れてしまった人もいる

ピスタチオの実は
外国の農園の空を背負っている
その皮の下から覗く明るく鮮やかな緑は
草原に憧れている証拠
(いつか通りかかったのだろうか)

それは誰の思いなのか?

決まっているでしょ
こうして
ピスタチオを
口に放り込んでいる
私の思い

?

私と似た
あなたの思い

2 件のコメント:

  1. ピスタチオは五感が刺激される食べ物ですね。
    あ、匂いは殆どないかも?

    その代わり、思い出を連れてくるのですね。

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  2. マツザキヨシユキ2011年8月26日 0:50

    ピスタチオの緑を見ると、眼が釘付けになってしまいます。皮のなかの鮮やかな緑は、宝石のよう。その思いがけない美しさに、なにか特別な感情を持ってしまっているのでしょう。私にとっては、はまってしまう色なのです。

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