2012年8月12日日曜日

あなたのことを

楽しいことはいくつもあった
ごはんがおいしいと感じたことも
朝の光が眩しくてやる気が満ちてきたことも
愛する人がいることに涙したことだってあった

そんな瞬間は
日々の中に散りばめられていたから
気づかぬふりをしていても
それらは絶え間なくやってきたので
私を満たしてくれた

あなたは私の傍らにいて
私の方を見ながら
たまに笑った
取り留めもないことを話題にして
げらげら笑うこともあった

楽しいことは
いつも私の不安を先送りにして
おかげで私は不安に捕まってしまうことがなかった

だが
不安に捕まってしまった人は
絶望色に染められて
中身まで絶望に侵食されるのが
時間の問題だった

私には何かできるのだろうか
ひょっとして私の中の不安も引き出されて
私たちは飲み込まれてしまうのではないか
そんな不安が
私を不安に捕まってしまった人から遠ざけた

ごめんなさい
心は叫んでいたけれど
私は忘れようとしていた
大好きな
あなたのことを

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