分かっているのだ
こんなに散らかっているが
整然としていても
どこになにあるのか分からなかいより
いいだろう
誰がどこにいるのか
分かってはいないのは
誰のせいでもないのか
余分なものが
余分なものの陰にかくれ
余分な人が
余分な人に寄り添って
根をはって
守っている
森の木が大地をがんじからめにするように
僕たちが住むこの島は
静けさに包まれて行く
余分は死への序曲を奏でる
いつでもそうだ
そして余分は
余分ともう呼ばれない
そんな世界を夢見ている
その上を涙があとを引いて
流れ落ちる
ガラス窓は小さく
悲鳴をあげている
カラスは愛する人の家の煙突の上を
群れをなして旋回する
また悲観的にみれば
君の美しさは
輝きながら
退廃と遺恨をからめ取る
雨を弾き
風を切り分ける君の鼻は
君を危うい場所に進めてしまう
悲観的な分
楽観は棚ぼた式に
落ちて行く時を待っている