未来創作
みちるのブログ
2013年11月25日月曜日
竹とんぼ
あなたが声をかけてくれたから
私はもうこのまま死んでしまってもいいと思った
階段を降りながら
速さはつまみで調整するんだ と
言っていたあのひとの指先と立ち姿を頭に描いていた
ふわふわの家猫ちゃん
しっとりとこの世を去るチャンスは
そうは多く来ないでしょう
新しい名前のビルの窓の外の梁から
もうじき雨で濡れるだろう固められた地面へと
真新しい竹とんぼを飛ばす
1 件のコメント:
中村ゆき子
2013年11月25日 19:52
「お願い」をしながら勢いをつけて
手から放つ竹とんぼ
真新しい竹とんぼは
くるくるゆれながら
まっすぐ降下する
あなたが過去へと飛ばした
ささくれのない竹とんぼ
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「お願い」をしながら勢いをつけて
返信削除手から放つ竹とんぼ
真新しい竹とんぼは
くるくるゆれながら
まっすぐ降下する
あなたが過去へと飛ばした
ささくれのない竹とんぼ