木々に手が届きそう
列車の窓から
手を伸ばしてみる
電柱や電線はない
ディーゼルで動いているから
口を開けると
空気が口に飛び込んでくる
ついでに
胸の奥まで吸い込んだ
いい空気だ
雨上がりの線路が
楽しそうに鳴っている
荷物は少なめ
でも
お弁当は持っている
人目を気にして車内を見たら
楽しそうな人と眼があった
皆んな楽しそう
そういうことにしておこう
カタッ カタッ 歯切れのよい
いい音を立てて
列車は走る
もうすぐ夏は終わるけれど
心のなかでは
夏が始まろうとしている
白い帽子でも買って
今はもう行くことができない野原に向かって
ひとりで駆けていこう
2012年9月16日日曜日
2012年9月15日土曜日
学校に行きたくなくても
学校に行きたくなくても
行かなくては という気持ちが強かったせいで
行きたくない気持ちは匿れてしまい見えなかった
そんな時
どんな気持ちで学校に行っていたのか
鉄面皮のような心で歩いていったのか
何かの気持ちに別の気持ちが匿れてしまい見えないこと
眠りながら考え事をしている時
たとえば
思いが上へと昇っていき
心が放置されてしまう時
体と心は思いが戻ってくるのを待っているしかない
カルカヤという草が紅く色づいているのを
Facebookの画面で見たら
秋の訪れを教えてくれたけれど
Facebookの画面の光の点は先生か季節の伝道師なのだろうか
自分の中のセンサーも季節の移り変わりを感じていたけれど
その画面に多くの人が秋の来訪の話題を書き込んでいた
ドアを叩く音がした
誰かが拳で叩いているのだろう
その音が響いている
その音は心もノックする
心は砕けてしまわないか
それとも心もドアをあけるのか
行かなくては という気持ちが強かったせいで
行きたくない気持ちは匿れてしまい見えなかった
そんな時
どんな気持ちで学校に行っていたのか
鉄面皮のような心で歩いていったのか
何かの気持ちに別の気持ちが匿れてしまい見えないこと
眠りながら考え事をしている時
たとえば
思いが上へと昇っていき
心が放置されてしまう時
体と心は思いが戻ってくるのを待っているしかない
カルカヤという草が紅く色づいているのを
Facebookの画面で見たら
秋の訪れを教えてくれたけれど
Facebookの画面の光の点は先生か季節の伝道師なのだろうか
自分の中のセンサーも季節の移り変わりを感じていたけれど
その画面に多くの人が秋の来訪の話題を書き込んでいた
ドアを叩く音がした
誰かが拳で叩いているのだろう
その音が響いている
その音は心もノックする
心は砕けてしまわないか
それとも心もドアをあけるのか
2012年9月14日金曜日
2012年9月13日木曜日
秋の小川
詩人の傍らを静かに時間が流れている
それは本流ではなく支流だ
秋の小川だ
あの有名な
春の小川という唄が
この秋の小川を作りだしたことを
詩人は知っている
知ってはいるが
そのことについては黙っている
そう決めている
それは詩の世界の裏事情だから
詩人は黙って
秋の小川の音を聴き
冬の凍った小川のことを考えている
今年
夏の小川は渇水のため
川は干からびていたので
来年の夏の小川のことも本当は気になり始めている
詩人は自分の打った文字を見ながらいつも想う
詩の一行は
長くなると川になってしまう
川になると
水滴に戻るのは一苦労だ
雲になるよりも難しいのではないか
一日中
ぼんやり景色を眺めながら
詩人は成り行きのことを考える
私はどこに流され何に
還ってゆくのか
秋の小川はきっと
ささやきかけて
教えてくれるのではないか
言葉ではない方法で
それは本流ではなく支流だ
秋の小川だ
あの有名な
春の小川という唄が
この秋の小川を作りだしたことを
詩人は知っている
知ってはいるが
そのことについては黙っている
そう決めている
それは詩の世界の裏事情だから
詩人は黙って
秋の小川の音を聴き
冬の凍った小川のことを考えている
今年
夏の小川は渇水のため
川は干からびていたので
来年の夏の小川のことも本当は気になり始めている
詩人は自分の打った文字を見ながらいつも想う
詩の一行は
長くなると川になってしまう
川になると
水滴に戻るのは一苦労だ
雲になるよりも難しいのではないか
一日中
ぼんやり景色を眺めながら
詩人は成り行きのことを考える
私はどこに流され何に
還ってゆくのか
秋の小川はきっと
ささやきかけて
教えてくれるのではないか
言葉ではない方法で
2012年9月12日水曜日
頭の中に充満しているもの
頭の中に
何かが充満し
逃げ場を探している
皆んながそのことに
かかりっきりなので
いろんなことが手薄になる
トーストを食べている途中で
ハチミツを取りに行ったまま
戻らないあの人は
いま
電車に揺られて
乗り換えるのも忘れて
とうとうどこにも辿りつけなかった
頭の中に充満しているものを
順番に退出させ
その行列を見ていたら
眠っていることも忘れて
用事のある先に電話をしていた
相手は驚いて
私は誰かを尋ねていた
何かが充満し
逃げ場を探している
皆んながそのことに
かかりっきりなので
いろんなことが手薄になる
トーストを食べている途中で
ハチミツを取りに行ったまま
戻らないあの人は
いま
電車に揺られて
乗り換えるのも忘れて
とうとうどこにも辿りつけなかった
頭の中に充満しているものを
順番に退出させ
その行列を見ていたら
眠っていることも忘れて
用事のある先に電話をしていた
相手は驚いて
私は誰かを尋ねていた
2012年9月11日火曜日
スキマナクウメテシマワナイデ
スキマナク ウメテシマワナイデ
クウキ ガ ナクナッテシマッテ
イキグルシイ デス
イキガデキナイト
アナタガウマレタ コノ キセツノ
ハナノカオリ モ
アメノアトノクウキノカオリモ
カゼガハコンデクル トオイウミノカオリモ
ムネニ スイコムコトガデキマセン
ムネハ イイカオリヲ
モトメテイマス
ワタシノココロトオナジデス
アナタガ イナクナッテ
モウ イチネンイジョウガ タチマシタ
ワタシニトッテ トテモトテモ ナガイジカンガ
スギマシタ
コレカラ ナンドモ キセツハヤッテキテ
ソノタビニ ワタシハ トシヲトルノデショウ
スキマナク ダレカガ ウメヨウトシマス
アナタト ワタシノアイダノ カラッポノ クウハクヲ
ダカラ イキグルシイノデス
ワタシヲ ミタシテ シマワナイデ
ワタシハ スキマヲカカエテイタイノデス
カエラヌアナタヲ マツタメデハアリマセン
ナンノタメカハ ワタシニモ ワカラナイノデス
クウキ ガ ナクナッテシマッテ
イキグルシイ デス
イキガデキナイト
アナタガウマレタ コノ キセツノ
ハナノカオリ モ
アメノアトノクウキノカオリモ
カゼガハコンデクル トオイウミノカオリモ
ムネニ スイコムコトガデキマセン
ムネハ イイカオリヲ
モトメテイマス
ワタシノココロトオナジデス
アナタガ イナクナッテ
モウ イチネンイジョウガ タチマシタ
ワタシニトッテ トテモトテモ ナガイジカンガ
スギマシタ
コレカラ ナンドモ キセツハヤッテキテ
ソノタビニ ワタシハ トシヲトルノデショウ
スキマナク ダレカガ ウメヨウトシマス
アナタト ワタシノアイダノ カラッポノ クウハクヲ
ダカラ イキグルシイノデス
ワタシヲ ミタシテ シマワナイデ
ワタシハ スキマヲカカエテイタイノデス
カエラヌアナタヲ マツタメデハアリマセン
ナンノタメカハ ワタシニモ ワカラナイノデス
2012年9月10日月曜日
みんなが言わないことのほうを
明るいほうがいいと
みんな思っているのかな
暗いほうがいいと
思わないのかな
暗いほうがいいよ
元気なのもいいけど
おとなしいほうがいい
偉そうに見えるより
侘(わび)しくみえたほうがいい
自信がなさげで ひねくれていて・・・
そのほうが好きだ って
誰かが言っていた
みんなが言うことだけじゃなく
言わないことのほうを
聞いたほうがいい
暗い顔をして
雨上がりの
緑の
木々を見ているね
暗い気持ちを
そこに
置いて行きたいと
思っているんだね
みんな思っているのかな
暗いほうがいいと
思わないのかな
暗いほうがいいよ
元気なのもいいけど
おとなしいほうがいい
偉そうに見えるより
侘(わび)しくみえたほうがいい
自信がなさげで ひねくれていて・・・
そのほうが好きだ って
誰かが言っていた
みんなが言うことだけじゃなく
言わないことのほうを
聞いたほうがいい
そこに置いて
雨上がりの
緑の
木々を見ているね
暗い気持ちを
そこに
置いて行きたいと
思っているんだね
2012年9月9日日曜日
この道 いこうか 帰ろうか
この道 いこうか 帰ろうか
帰って 脇道探そうか
この道 いこうか 帰ろうか
だれかを追い越し 進もうか
この道 いこうか 帰ろうか
いくと帰るは どう違う
この道 いこうか 帰ろうか
荷物を取りに 戻ろうか
この道 いこうか 帰ろうか
迷うと ゆっくり足になる
この道 いこうか 帰ろうか
トンボにきいても 知らぬ顔
この道 いこうか 帰ろうか
夕日か背中をあたためて
この道 いこうか 帰ろうか
いつになったら どこにつく?
この道 いこうか 帰ろうか
父もこの道 いったのか
この道 いこうか 帰ろうか
誰が留守番役だろう
この道 いこうか 帰ろうか
くるひもくるひも同じよう
この道 いこうか 帰ろうか
狂っているのは誰かしら
この道 いこうか 帰ろうか
道案内はひとでなし
この道 いこうか 帰ろうか
気付いたときは歩いてた
この道 いこうか 帰ろうか
歩く速度を変えようか
この道 いこうか 帰ろうか
熊も一緒に歩きた出す
この道 いこうか 帰ろうか
それとも止まって 果てようか
帰って 脇道探そうか
この道 いこうか 帰ろうか
だれかを追い越し 進もうか
この道 いこうか 帰ろうか
いくと帰るは どう違う
この道 いこうか 帰ろうか
荷物を取りに 戻ろうか
この道 いこうか 帰ろうか
迷うと ゆっくり足になる
この道 いこうか 帰ろうか
トンボにきいても 知らぬ顔
この道 いこうか 帰ろうか
夕日か背中をあたためて
この道 いこうか 帰ろうか
いつになったら どこにつく?
この道 いこうか 帰ろうか
父もこの道 いったのか
この道 いこうか 帰ろうか
誰が留守番役だろう
この道 いこうか 帰ろうか
くるひもくるひも同じよう
この道 いこうか 帰ろうか
狂っているのは誰かしら
この道 いこうか 帰ろうか
道案内はひとでなし
この道 いこうか 帰ろうか
気付いたときは歩いてた
この道 いこうか 帰ろうか
歩く速度を変えようか
この道 いこうか 帰ろうか
熊も一緒に歩きた出す
この道 いこうか 帰ろうか
それとも止まって 果てようか
2012年9月8日土曜日
真新しいノートの1ページに
いつも ノートを
最後まで使えずに
母に小言を言われ続けていた
そのせいか
靴下を
もう使えなくなるまで履きつぶして
いよいよ捨てるとなると
記念写真を撮ることになる
靴下だけではない
衣類のほとんど
消耗品のほとんどだ
そうして
私の周りには
最後まで使い終わったものたちの写真が
ひしめき合って大挙することになる
最近その中に加わったのは
醤油瓶
トイレットペーパーの芯
靴下だ
私は私を使い切りたい
写真を撮ってもらい
真新しいノートの1ページに
願わくば
貼り付けられたい
最後まで使えずに
母に小言を言われ続けていた
そのせいか
靴下を
もう使えなくなるまで履きつぶして
いよいよ捨てるとなると
記念写真を撮ることになる
靴下だけではない
衣類のほとんど
消耗品のほとんどだ
そうして
私の周りには
最後まで使い終わったものたちの写真が
ひしめき合って大挙することになる
最近その中に加わったのは
醤油瓶
トイレットペーパーの芯
靴下だ
私は私を使い切りたい
写真を撮ってもらい
真新しいノートの1ページに
願わくば
貼り付けられたい
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