私が窓を開けて逃がしてしまった
妹の鳥が
森林の上空をさまよい飛んでいる
恨み言を言っているのかと思ったら
もうそんなことは言っていないよ
という
ほんとはずっと心配だった
きみのこと
だれにも言わなかったが
わすれることもなかった きみ
いま
太陽の下で
紙に書いて告白します
窓から逃げていったきみの生きる道は
どんなにか
変わってしまっただろう
私が窓から逃げ出したのは
きみのことがあったから
帰る窓は
なくなてしまったけれど
きみが恨んでないと知って
私もきょうから
恨み言を言わずに
生きてゆける
このまちの上空を
さまよい飛んで
逃げた鳥も
返信削除あなたも自由になった
だけども自由は辛いね