2011年2月15日火曜日

秘書がいない

秘書が
私のからだの半分を連れて
出て行ってしまったので
自分の考えが正しいかどうか判断ができない

その半分には脳も含まれていたようだ
記憶がその分なくなり
思考力ももっていかれただろう

そのため日常の生活もままならず
高度な仕事は穴だらけとなる

チンチンも半分なくなったようだ
以前がどういうものだったのか思い出せない

知人と何があったか
何処に住んでいる人なのか
何か約束をして違えていないかどうかなど
重要と思われることが分からない
そのくせ
思い出さなくていいことが
鮮明に蘇る

秘書がここにいたときには
今日のご予定がよく分かった
物事の手配や段取りはすべてうまくいった
パスされたボールを投げれば
得点が上がった

秘書はいま何処で何をしているのだろう
半分の自分にメールして尋ねてみたいが
アドレス帳の所在が分からないうえ
自分がいるかさえも分からない
あちらからの連絡を待つために
フェイスブックに登録しておこう

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