遥々やってくるもの
古い友だち
遠い国の人からの便り
夜汽車
幼い日の思い出
燕
なかなかやってこないもの
吉報
木霊
待ち人
できちゃったと心配したときのアレ
愛想を尽かされた恋人
どちらともいえないもの
苦し紛れの一手
金まみれの人生
くたびれかけた鞄
その手があったかというひらめき
なんにもでませんよと笑う人
2013年1月6日日曜日
2013年1月4日金曜日
最高に素晴しいステーキ
ステーキにハーブバターを乗せると
最高に素晴しい
ステーキの価値が二倍に上がります
目の前に大好きな人を座らせて食べると最高に気分がいい
ステーキの価値がさらに二倍に上がります
カトラリーが銀製だと最高に優雅な雰囲気になる
ステーキの価値がさらに五千円ほど上がります
野菜やスープや飲み物とバランスよくいただくと美味しい
ステーキの価値がさらに十倍に上がります
元のステーキが二千五百八十円でJAFカードの提示で五パーセント引だった場合
代金はいくら? (10点)
2008年開張小学校
最高に素晴しい
ステーキの価値が二倍に上がります
目の前に大好きな人を座らせて食べると最高に気分がいい
ステーキの価値がさらに二倍に上がります
カトラリーが銀製だと最高に優雅な雰囲気になる
ステーキの価値がさらに五千円ほど上がります
野菜やスープや飲み物とバランスよくいただくと美味しい
ステーキの価値がさらに十倍に上がります
元のステーキが二千五百八十円でJAFカードの提示で五パーセント引だった場合
代金はいくら? (10点)
2008年開張小学校
2013年1月3日木曜日
酢飯が、バコーン
すめし
めしますか
よしますか
すしならすきですか
さしずめ
ささずしか
ますずしになさいますか
ずしのすしやになりすまし
やすやすとしのびいり
すりよりすすりなき
すずりをもってノースリーブのすきまスムースにうめ
むすめむせびなきすすかぶり
すすまぬはなし
みみすましてすどおり
すしやは
はやしますか
はやしやははなしかですか
すかんぴ
すっかんぴん
すいちょくに
いかすいスイカップ
システムは破水
スイスイバコーン
水仙推薦
参考作品
詩 未 来 創 作: 召しませ詩
めしますか
よしますか
すしならすきですか
さしずめ
ささずしか
ますずしになさいますか
ずしのすしやになりすまし
やすやすとしのびいり
すりよりすすりなき
すずりをもってノースリーブのすきまスムースにうめ
むすめむせびなきすすかぶり
すすまぬはなし
みみすましてすどおり
すしやは
はやしますか
はやしやははなしかですか
すかんぴ
すっかんぴん
すいちょくに
いかすいスイカップ
システムは破水
スイスイバコーン
水仙推薦
参考作品
詩 未 来 創 作: 召しませ詩
ノリマキトカゲやってきて
ノリマキトカゲやってきて
のりにまかれてねむってる
ねているあいだにくわれたら
かなわないからすぐおきた
エリマキトカゲもやってきて
ノリマキトカゲに恋をした
ふたりはいっしょにのりのなか
恋がやぶれるそのひまで
のりにまかれてねむってる
ねているあいだにくわれたら
かなわないからすぐおきた
エリマキトカゲもやってきて
ノリマキトカゲに恋をした
ふたりはいっしょにのりのなか
恋がやぶれるそのひまで
2013年1月2日水曜日
大地のうえで
底の抜けない大地に
私たちは受け止められている
いくら飛び跳ねようが
寝返りをうとうが
はたまはた乗り物に乗って
走り回ろうが
大地の底は抜けることがない
大地に別れを告げて
エアプレーンに乗って飛び立っても
大地は怒ることなく
またその懐に
私を受け入れてくれる
大地は怒ることがない
人間とは違うから
大地は
くぼんだり盛り上がったりするが
決して立ち去ることはない
木々を揺らし吹く風も
粒子を振りまいて反射する光も
大地には世話になっている
大地は動かずに
そこにいてくれるから
大地から見渡すと
周りには裏切り者ばかりだ
終始動き回りけたたましく騒ぎ立て
熱くなったり冷たくなったり
信用できるものはいない
だからせめて私は
大地にひれ伏して
祈りをささげよう
大地の平安を願い
命のある限りここにいますと
私たちは受け止められている
いくら飛び跳ねようが
寝返りをうとうが
はたまはた乗り物に乗って
走り回ろうが
大地の底は抜けることがない
大地に別れを告げて
エアプレーンに乗って飛び立っても
大地は怒ることなく
またその懐に
私を受け入れてくれる
大地は怒ることがない
人間とは違うから
大地は
くぼんだり盛り上がったりするが
決して立ち去ることはない
木々を揺らし吹く風も
粒子を振りまいて反射する光も
大地には世話になっている
大地は動かずに
そこにいてくれるから
大地から見渡すと
周りには裏切り者ばかりだ
終始動き回りけたたましく騒ぎ立て
熱くなったり冷たくなったり
信用できるものはいない
だからせめて私は
大地にひれ伏して
祈りをささげよう
大地の平安を願い
命のある限りここにいますと
2013年1月1日火曜日
道具の時代
この世には
使い切れないほど多くの種類の道具が
あふれている
それだけでも悩みの種であるのは間違いないのだが
道具同士を組み合わせるとまた別の種類の道具が
できてしまうことがある
道具類は無限への道を歩んでいるといえる
世界は道具で溢れかえり
いきおい私たちは道具に使われ生きていくことになる
すでに一人の生きる道具となって生きているのだ
そのことは道具界をさらに混乱におとしめる
人と道具とのの区別ははどこにあるのか
傍観者たちは答えのない話題で盛り上がる
そして人は人生の暮れ方に
たとえば俳句などを詠んで悦に入ったりするが
17音の組み合わせを自由に操ったと信じることで
自らを慰めているのだろうか
しかしそれが何の解決になるというのか
道具は効率の悪さを解決してくれるというのに
人は非効率の生産に追いつかない
いきおいあまって自分たち自身を効率化してしまったりもする
道具の暴走をもはや誰も止められない
取り締まる側にいた信号機でさえ
いまや効率化の手助けをしている
道具たちは平気で何でも買収する
あの手この手奥の手を使い
かつて地上に君臨した人類の神も
時計のデジタル表示に十万分の一の単位で刻まれてしまい
結果 人はアナログに推し量ることができなくなり
存在の本質が風前の灯となっている
せめてふる里の床の間で
ひび割れ始めた鏡餅を不器用に開くとき
予想不能な大事件を起こしてくださいお母さん
使い切れないほど多くの種類の道具が
あふれている
それだけでも悩みの種であるのは間違いないのだが
道具同士を組み合わせるとまた別の種類の道具が
できてしまうことがある
道具類は無限への道を歩んでいるといえる
世界は道具で溢れかえり
いきおい私たちは道具に使われ生きていくことになる
すでに一人の生きる道具となって生きているのだ
そのことは道具界をさらに混乱におとしめる
人と道具とのの区別ははどこにあるのか
傍観者たちは答えのない話題で盛り上がる
そして人は人生の暮れ方に
たとえば俳句などを詠んで悦に入ったりするが
17音の組み合わせを自由に操ったと信じることで
自らを慰めているのだろうか
しかしそれが何の解決になるというのか
道具は効率の悪さを解決してくれるというのに
人は非効率の生産に追いつかない
いきおいあまって自分たち自身を効率化してしまったりもする
道具の暴走をもはや誰も止められない
取り締まる側にいた信号機でさえ
いまや効率化の手助けをしている
道具たちは平気で何でも買収する
あの手この手奥の手を使い
かつて地上に君臨した人類の神も
時計のデジタル表示に十万分の一の単位で刻まれてしまい
結果 人はアナログに推し量ることができなくなり
存在の本質が風前の灯となっている
せめてふる里の床の間で
ひび割れ始めた鏡餅を不器用に開くとき
予想不能な大事件を起こしてくださいお母さん
あけましておめでとうございます
家の近くの神社にいってみた
行列ができていた
また出直すことにした
翌日 また 行って見た
また行列ができていた
用事を済ませてから
また来てみることにした
用事を済まして
またやってきた
今度は誰も並んでいなかった
さびしくなって
家へ帰ることにした
2012年12月31日月曜日
地面がつながっているということは
私の下で地面がつながっている
だから寝返りをうっても安心
地面がつながっているから
下に落ちてしまう心配がない
だから幸せ
地面がつながっているということは
空にとっても安心
覆いつくす雲も胸をなでおろす
雲が裂けても
たとえ さらに空が裂けても
地面が支えてくれるから
地面がつながっいるということは
歩行する動物にとって
安息の地であるということ
歩行にあわせて
息をリズミカルに弾ませることもできる
地面がつながっているということは
空と地面の間にテントを張って
私たちは眠ることができる
地面に縫い目のように覆いかぶさり
眼という膚の裂け目を閉じて
見えるものから解放されて
だから寝返りをうっても安心
地面がつながっているから
下に落ちてしまう心配がない
だから幸せ
地面がつながっているということは
空にとっても安心
覆いつくす雲も胸をなでおろす
雲が裂けても
たとえ さらに空が裂けても
地面が支えてくれるから
地面がつながっいるということは
歩行する動物にとって
安息の地であるということ
歩行にあわせて
息をリズミカルに弾ませることもできる
地面がつながっているということは
空と地面の間にテントを張って
私たちは眠ることができる
地面に縫い目のように覆いかぶさり
眼という膚の裂け目を閉じて
見えるものから解放されて
2012年12月30日日曜日
君を見守る
いま写した君の写真の横に
生まれたばかりの頃に撮られた
君の写真を並べてみる
二枚の写真の間には
君がいままでに生きた時間が
挟まれている
その隙間に
どんなことがあり
どんな人びとがいるのか
君が一番知っているはずだ
君は私が差し出した二枚の写真を
なんともいえぬ表情で見ている
私に気遣ってくれているのが分かる
君はそうして周りの人を気遣ってきた
自分の不器用さも認められるようになった
きょうは君の誕生日だ
君はその命をふる里の地で引き受けてから
その力強さと得体の知れなさに悩まされながら
必死に生きてきた
その姿が人を感動させたこともたくさんあった
いま君はどんな気持ちでいるのかな
目の前にいるのに分からない
二枚の写真の隙間が
私たちを見守っている
窓の外の寒い街並の上空では
無数の星が私たちを見守っている
生まれたばかりの頃に撮られた
君の写真を並べてみる
二枚の写真の間には
君がいままでに生きた時間が
挟まれている
その隙間に
どんなことがあり
どんな人びとがいるのか
君が一番知っているはずだ
君は私が差し出した二枚の写真を
なんともいえぬ表情で見ている
私に気遣ってくれているのが分かる
君はそうして周りの人を気遣ってきた
自分の不器用さも認められるようになった
きょうは君の誕生日だ
君はその命をふる里の地で引き受けてから
その力強さと得体の知れなさに悩まされながら
必死に生きてきた
その姿が人を感動させたこともたくさんあった
いま君はどんな気持ちでいるのかな
目の前にいるのに分からない
二枚の写真の隙間が
私たちを見守っている
窓の外の寒い街並の上空では
無数の星が私たちを見守っている
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