秘密の人ごみ
やわらかな路
暗い気持ちには
居留守をつかい
知らん顔
あったかいブーツを履き
近場へトリップ
あのこはストリートダンサーを
振ったばかり
群馬県の家から
東中野まで
体力勝負で通い
スレンダーな体に
お尻の上までの長い髪を
なびかせて
香りを振りまく
許されるなら
土星の影で
すべてを奪い確かめたい
彼女が何をしたいのかを
2012年12月22日土曜日
2012年12月21日金曜日
20121222
親切そうな男の人が
お金の振込先を教えてくれる
そしてお待たせしたら悪いからと
預かり証を用意して
あとは自分がやるから
もう帰っていいという
小雪が昼下がりの郊外の街の
ビルの谷間に舞い降りる
駅ビルにはちょっと値段が高めの
この国の何処に行ってもある
安心感のあるお店が連なり
客を誘い込んでいる
親切そうな男の人は
預かり証を渡して
さあお帰りくださいと
笑顔で挨拶する
本社は彼の人柄とは関係なく
別のものと繋がっていて
人々の間に根を張って
養分を取り入れている
ニュースでは
戦地で死んで行った
ジャーナリストの特集が流されている
昨日は傭兵のアルバイトの暴露話の番組が流されたばかりだ
グラッとまた震度3の地震
お金の振込先を教えてくれる
そしてお待たせしたら悪いからと
預かり証を用意して
あとは自分がやるから
もう帰っていいという
小雪が昼下がりの郊外の街の
ビルの谷間に舞い降りる
駅ビルにはちょっと値段が高めの
この国の何処に行ってもある
安心感のあるお店が連なり
客を誘い込んでいる
親切そうな男の人は
預かり証を渡して
さあお帰りくださいと
笑顔で挨拶する
本社は彼の人柄とは関係なく
別のものと繋がっていて
人々の間に根を張って
養分を取り入れている
ニュースでは
戦地で死んで行った
ジャーナリストの特集が流されている
昨日は傭兵のアルバイトの暴露話の番組が流されたばかりだ
グラッとまた震度3の地震
2012年12月20日木曜日
2012年12月19日水曜日
2012年12月18日火曜日
寒い街並みの向こうに
寒い街並みの向こうに海がある
風にヨットがきしむ
夏の青い海がある
窓辺に立って
私は背後に
ポットのお湯が滾る音を聞いている
山の方角に日が落ちる
明日の朝は爽やかに晴れる気がして
風にヨットがきしむ
夏の青い海がある
窓辺に立って
私は背後に
ポットのお湯が滾る音を聞いている
山の方角に日が落ちる
明日の朝は爽やかに晴れる気がして
2012年12月17日月曜日
曲がりかどの向こうで
寝入りばなの目覚め際
小鳥のさえずりを聴いたような気がして
陽だまりの中にこころを移してみると
そこに
やはりあなたが後ろ向きで座っていた
胸騒ぎがして近寄り覗き込んでみると
なんのことはない
あなたは独り遊びに興じていて
他人の心配などはどこ吹く風
その独り遊びは
バリアで自分を覆い
外の声は聴こえないらしい
なにか寂しい事件でもあったのだろうか
しゃぼん玉のように疑問は天へとのぼり
青空の震えのせいで
虹を現しては破裂する
そのとき
私の心の中で
音もなく破裂したものは
何だ
----今月誕生日のひとに----
小鳥のさえずりを聴いたような気がして
陽だまりの中にこころを移してみると
そこに
やはりあなたが後ろ向きで座っていた
胸騒ぎがして近寄り覗き込んでみると
なんのことはない
あなたは独り遊びに興じていて
他人の心配などはどこ吹く風
その独り遊びは
バリアで自分を覆い
外の声は聴こえないらしい
なにか寂しい事件でもあったのだろうか
しゃぼん玉のように疑問は天へとのぼり
青空の震えのせいで
虹を現しては破裂する
そのとき
私の心の中で
音もなく破裂したものは
何だ
----今月誕生日のひとに----
2012年12月16日日曜日
素直に生きていけばいいと
自分のよさに気づける人は
素直に生きていけばいいと
神様から選ばれた人
神様から選ばれても
そのことを信じないでいると
幸せになれない
幸せになれないまま
悩み続けて
ある日やっと素直に生き始める
というのが
婉曲に表現した
私の人生です
私というのは
あなたのことであり
筆者は神様の家来として
これをあなたに伝えるため
このような方法で
ここに書いています
素直に生きていけばいいと
神様から選ばれた人
神様から選ばれても
そのことを信じないでいると
幸せになれない
幸せになれないまま
悩み続けて
ある日やっと素直に生き始める
というのが
婉曲に表現した
私の人生です
私というのは
あなたのことであり
筆者は神様の家来として
これをあなたに伝えるため
このような方法で
ここに書いています
2012年12月15日土曜日
パズル
そこには
日本語のパズルがあって
それをせっせとならべて
ぼくは
たまにうれしくなる
そのパズルを
だれがくれたのか
ぼくはうすうす
気づいているけれど
それをみんなに知らせるのは
なんだか
はしたないことのように思えて
だから
ぼくは黙って
パズルのかけらをただ選びつづける
パズルはしょっちゅう完成するが
決まった答えはないので
いつまでも
やめられない
それに
パズルはどんどん増えていく
その一方
磨り減ってなくなって行くパズルもある
いつのまにか
たくさんのパズルを
ぼくはもっている
詩集のようなパズル
お伽噺のようなパズルもある
ぼくは
自分のパズルも作っている
いつから作りはじめたのだろう
無数の星が
パズルの上でまわって
ぼくは消えていく
きょう、12月15日は、谷川俊太郎さんの誕生日です。
日本語のパズルがあって
それをせっせとならべて
ぼくは
たまにうれしくなる
そのパズルを
だれがくれたのか
ぼくはうすうす
気づいているけれど
それをみんなに知らせるのは
なんだか
はしたないことのように思えて
だから
ぼくは黙って
パズルのかけらをただ選びつづける
パズルはしょっちゅう完成するが
決まった答えはないので
いつまでも
やめられない
それに
パズルはどんどん増えていく
その一方
磨り減ってなくなって行くパズルもある
いつのまにか
たくさんのパズルを
ぼくはもっている
詩集のようなパズル
お伽噺のようなパズルもある
ぼくは
自分のパズルも作っている
いつから作りはじめたのだろう
無数の星が
パズルの上でまわって
ぼくは消えていく
きょう、12月15日は、谷川俊太郎さんの誕生日です。
2012年12月14日金曜日
素敵なおじいちゃん
素敵なおじいちゃん
愉快で
おもしろくて
ちょっとだけひねくれていて
人を驚ろかすのが好き
一人っ子の風体を後姿に感じさせながら
わき目も振らず何かに打ち込む
それはいつからの癖?
今までしてきた仕事が
おじいちゃんの信念を裏打ちして
つよく押し出す
おじいちゃんが遠慮なく言うことが
世の中を楽しませることだと感じるから
無用な遠慮もしなければ
させないようにも気を遣う
長い間
いろんなところにでかけて仕事をしてきたから
いまや世界一の物知りだと言っても
否定する人はいない
おじいちゃんは
新しいものを作っては惜しげもなく人々に見せる
おじいちゃんがした仕事は
世界中に広がり
たくさんの人を喜ばせた
そのせいで
おじいちゃんは
たくさんの人から愛されている
おじいちゃんは
年をとった
死ぬのが楽しみだという
おじいちゃんにとっても
死は初体験のことだろうから
その新しい経験が
気分よく
できますように
みんなが願っています
誕生日の日に
あなたのことを目蓋に思い浮かべながら
12月15日は谷川俊太郎さんの誕生日です
毎年、誕生日のお祝いのつもりで詩を書いています マツザキヨシユキ
去年の詩はこちらです↓
http://miraisousaku.blogspot.jp/2011/12/blog-post_14.html?spref=twv
愉快で
おもしろくて
ちょっとだけひねくれていて
人を驚ろかすのが好き
一人っ子の風体を後姿に感じさせながら
わき目も振らず何かに打ち込む
それはいつからの癖?
今までしてきた仕事が
おじいちゃんの信念を裏打ちして
つよく押し出す
おじいちゃんが遠慮なく言うことが
世の中を楽しませることだと感じるから
無用な遠慮もしなければ
させないようにも気を遣う
長い間
いろんなところにでかけて仕事をしてきたから
いまや世界一の物知りだと言っても
否定する人はいない
おじいちゃんは
新しいものを作っては惜しげもなく人々に見せる
おじいちゃんがした仕事は
世界中に広がり
たくさんの人を喜ばせた
そのせいで
おじいちゃんは
たくさんの人から愛されている
おじいちゃんは
年をとった
死ぬのが楽しみだという
おじいちゃんにとっても
死は初体験のことだろうから
その新しい経験が
気分よく
できますように
みんなが願っています
誕生日の日に
あなたのことを目蓋に思い浮かべながら
12月15日は谷川俊太郎さんの誕生日です
毎年、誕生日のお祝いのつもりで詩を書いています マツザキヨシユキ
去年の詩はこちらです↓
http://miraisousaku.blogspot.jp/2011/12/blog-post_14.html?spref=twv
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