夕暮れの街に
灯りが ポツリポツリ
グレーの斑模様の空は
自ら光る 地球の被せ物
海中の海月(くらげ)
川べり 草叢の蛍
大地を渡り歩く稲妻
自ら光らない
あの月と同類項の私に
どうか光る力を与えてください
2012年5月28日月曜日
2012年5月27日日曜日
ふたたびあなたと、みたび太陽と
あなたは太陽の言葉を受け取って
その言葉通りに振舞っている
私は明るく生命力に溢れたあなたに釘付けになり恋をしている
あなたの後ろにはいつも太陽が輝き
あなたが吸収した水分を蒸発させ肌を露出している
あなたは昼間中
笑いながら話をして相手の手を握って話題の渦中へと引きずりこむ
夜になると
あなたは月が反射した太陽の言葉を読もうとするが
鏡像になっているので頻繁に読み違えてしまう
その言葉はたまに呪文のように意味不明だが何かのパワーを宿している
私はあなたに再び魅了され不眠のまま
気だるい朝を迎えることを繰り返し
それはあなたを仲介した太陽への返事のように思われてくる
その言葉通りに振舞っている
私は明るく生命力に溢れたあなたに釘付けになり恋をしている
あなたの後ろにはいつも太陽が輝き
あなたが吸収した水分を蒸発させ肌を露出している
あなたは昼間中
笑いながら話をして相手の手を握って話題の渦中へと引きずりこむ
夜になると
あなたは月が反射した太陽の言葉を読もうとするが
鏡像になっているので頻繁に読み違えてしまう
その言葉はたまに呪文のように意味不明だが何かのパワーを宿している
私はあなたに再び魅了され不眠のまま
気だるい朝を迎えることを繰り返し
それはあなたを仲介した太陽への返事のように思われてくる
2012年5月26日土曜日
古びた絵
新しい街の新しい部屋に
飾られた一枚の絵は
何度めの引っ越しだったのだろう
その絵は箱の中に押し込められたまま
一度も飾られずに
次の部屋へと引っ越したこともあった
描かれた時から
10年が経ち
光も
少しくすんだ
新しい部屋に飾られた一枚の絵は
この街の光を浴びて
輝きを取り戻すだろうか
あの日のあなたに尋ねたら
なんと答えるだろう
新しい街の新しい部屋に
古びた絵を壁に飾って
出かけていく
置き去りにした絵が
見送ってくれただろう
飾られた一枚の絵は
何度めの引っ越しだったのだろう
その絵は箱の中に押し込められたまま
一度も飾られずに
次の部屋へと引っ越したこともあった
描かれた時から
10年が経ち
光も
少しくすんだ
新しい部屋に飾られた一枚の絵は
この街の光を浴びて
輝きを取り戻すだろうか
あの日のあなたに尋ねたら
なんと答えるだろう
新しい街の新しい部屋に
古びた絵を壁に飾って
出かけていく
置き去りにした絵が
見送ってくれただろう
2012年5月25日金曜日
君と呼べる人は
僕は君が可哀想だと
思った事は無かった
君は自信過剰で行動派
何時だって元気で明るい
何でも思い立つと直ぐやる
だけど最近悩んだ顔をする
僕は君が苦しんでいても
大丈夫だと安心している
苦境をバネに頑張る
新しい世界を夢見てる
前向きに考えてくじけない
だけど最近笑わない
僕は君が何時までも
その場所に居ると思い込んでいた
いままでと同じように
太陽の光のように自然に
僕が声を掛ければ返事をする
いつも同じ繰り返し
だけど君はもう居ない
君と呼べる人は
もう居なくなった
思った事は無かった
君は自信過剰で行動派
何時だって元気で明るい
何でも思い立つと直ぐやる
だけど最近悩んだ顔をする
僕は君が苦しんでいても
大丈夫だと安心している
苦境をバネに頑張る
新しい世界を夢見てる
前向きに考えてくじけない
だけど最近笑わない
僕は君が何時までも
その場所に居ると思い込んでいた
いままでと同じように
太陽の光のように自然に
僕が声を掛ければ返事をする
いつも同じ繰り返し
だけど君はもう居ない
君と呼べる人は
もう居なくなった
2012年5月24日木曜日
山月記
最近仲良くなった奴が
窓をノックしてガタガタ鳴らす
夜昼構わず
大きな音をたてて
付近に住んでいるカラスたちも
驚いている
うるさいのは自分たちの専売特許だったから
そいつは自ら突風になり
髪を振り乱し
思いついたように
窓を鳴らす
気まぐれな連中もかなわないだろう
奴が窓を鳴らす時
階下で女が泣いている
窓枠に昆布や海藻が絡まって
月が見えないというのだ
女は自分が泣いていることを
周囲に悟られたくないので
奴がガタガタやっている時に重ねて
大きな泣き声をあげるのだ
その喚く様子は地獄絵図だ
奴は黙認しているのか
私は誰の味方もしないが
仲良くなったよしみで
奴を許している
奴はいつまで窓をガタガタやっているのだろう
私は嫌になると
ドアから外に出て
商店街をほっつき歩いた
すれ違うひとの顔を確かめながら
私の未来の妻はいないかと
窓をノックしてガタガタ鳴らす
夜昼構わず
大きな音をたてて
付近に住んでいるカラスたちも
驚いている
うるさいのは自分たちの専売特許だったから
そいつは自ら突風になり
髪を振り乱し
思いついたように
窓を鳴らす
気まぐれな連中もかなわないだろう
奴が窓を鳴らす時
階下で女が泣いている
窓枠に昆布や海藻が絡まって
月が見えないというのだ
女は自分が泣いていることを
周囲に悟られたくないので
奴がガタガタやっている時に重ねて
大きな泣き声をあげるのだ
その喚く様子は地獄絵図だ
奴は黙認しているのか
私は誰の味方もしないが
仲良くなったよしみで
奴を許している
奴はいつまで窓をガタガタやっているのだろう
私は嫌になると
ドアから外に出て
商店街をほっつき歩いた
すれ違うひとの顔を確かめながら
私の未来の妻はいないかと
2012年5月23日水曜日
よろこびをきいて!
からだのなかに
よろこびがはいりきらない
あふれそうになったから
かけだして
とびはねた
だれかにつたえたいけど
しってるひとがそばにいないから
なおさら
わいてくるよろこびがふえるばかりで
いきおいだけで
かけだして
とびはねて
さけんだ
ひとからみたら
へんなひとだ
でも
じぶんでは
どうしようもない
だってこんなに
うれしいから
いままででいちばん
きぶんがいいから
よろこんでいる
りゆうだって
ひとからみたら
つまらないことかもしれない
ああ
そんなひとはかわいそうだ
このきもちを
みらいのじぶんに
わけてあげたいよ
こんなにさいこうのことが
むかしおこったんだって
しらせてあげたい
きっとこれからも
なんかいも おこるとおもうよと
おしえてあげたい
おせっかいかな
ねぇ
みらいのじぶんさん
どうおもう?
よろこびがはいりきらない
あふれそうになったから
かけだして
とびはねた
だれかにつたえたいけど
しってるひとがそばにいないから
なおさら
わいてくるよろこびがふえるばかりで
いきおいだけで
かけだして
とびはねて
さけんだ
ひとからみたら
へんなひとだ
でも
じぶんでは
どうしようもない
だってこんなに
うれしいから
いままででいちばん
きぶんがいいから
よろこんでいる
りゆうだって
ひとからみたら
つまらないことかもしれない
ああ
そんなひとはかわいそうだ
このきもちを
みらいのじぶんに
わけてあげたいよ
こんなにさいこうのことが
むかしおこったんだって
しらせてあげたい
きっとこれからも
なんかいも おこるとおもうよと
おしえてあげたい
おせっかいかな
ねぇ
みらいのじぶんさん
どうおもう?
2012年5月22日火曜日
すばらしいすみか
わるいひとが
もえている
くらいむらさきいろの
ほのおにつつまれて
たまに
しゅわしゅわ
ぱちぱち と
おとをたてている
わるいひとは
もう
こえをだして
うまいことをいうことができない
なにもいうことができないから
だまって
もえて
はいになっていっている
わるいひとのほのおのまわりには
だれもあつまらない
きゃんぷふぁいやーや
かじかんだてをあたためるたきびとは
ちがうから
もえているわるいひとのひを
けそうとするひとはいない
わるいひとは
どくをふくんでいるので
ねつでやきつかされなくてはならない
このよには
もえないわるいひとも
かずおおくいる
わるいひとたちが
すくらむをくんで
わるいひとのしろを
まもり
みはりをしているから
だから
わるいひとは
もえるすんぜんに
なかまに
けしとめられることがよくおこる
ところが
さいきん
わるいひとのしろのしゅうへんのきおんがあがり
かんそうしてきて
いよいよ
いっきに
しぜんはっかするのではないか
ということがささやかれじめた
もし
わるいひとのしろが
しぜんはっかして
わるいひとがいっきにもえたら
みんなは
どうしたらいいのだろう
わたしは
しんぱいいらないとおもっている
あなたはどうですか
いっしょにはなしあって
いいすみかをつくりましょう
きれいなほのおが
ほしをこがすほどもえたつ
すばらしいばしょを
もえている
くらいむらさきいろの
ほのおにつつまれて
たまに
しゅわしゅわ
ぱちぱち と
おとをたてている
わるいひとは
もう
こえをだして
うまいことをいうことができない
なにもいうことができないから
だまって
もえて
はいになっていっている
わるいひとのほのおのまわりには
だれもあつまらない
きゃんぷふぁいやーや
かじかんだてをあたためるたきびとは
ちがうから
もえているわるいひとのひを
けそうとするひとはいない
わるいひとは
どくをふくんでいるので
ねつでやきつかされなくてはならない
このよには
もえないわるいひとも
かずおおくいる
わるいひとたちが
すくらむをくんで
わるいひとのしろを
まもり
みはりをしているから
だから
わるいひとは
もえるすんぜんに
なかまに
けしとめられることがよくおこる
ところが
さいきん
わるいひとのしろのしゅうへんのきおんがあがり
かんそうしてきて
いよいよ
いっきに
しぜんはっかするのではないか
ということがささやかれじめた
もし
わるいひとのしろが
しぜんはっかして
わるいひとがいっきにもえたら
みんなは
どうしたらいいのだろう
わたしは
しんぱいいらないとおもっている
あなたはどうですか
いっしょにはなしあって
いいすみかをつくりましょう
きれいなほのおが
ほしをこがすほどもえたつ
すばらしいばしょを
2012年5月21日月曜日
朝
虫の鳴き声が止んで
鳥のさえずりが聞こえてきたら
ここは
もうすぐ朝になる
微かに塩辛い朝の風が吹いて来るのを
誰かがおくれ毛で感じるよ
どこにいても
人はいつかあった朝の記憶を
再生することができるから
澄んだ空気の森や
木の枝や空を映す麗しい水面がなくても
まぶたを閉じれば
都会の喧騒からだって
瞬間移動できる
あなたは朝なのに
夜のような暗がりに心を置いてきている
もしそのことに気がついたら
あしたは
心を持って
朝にやっておいで
この詩がその道になる
あなたの知らない一人の詩人が
あなたを愛している
鳥のさえずりが聞こえてきたら
ここは
もうすぐ朝になる
微かに塩辛い朝の風が吹いて来るのを
誰かがおくれ毛で感じるよ
どこにいても
人はいつかあった朝の記憶を
再生することができるから
澄んだ空気の森や
木の枝や空を映す麗しい水面がなくても
まぶたを閉じれば
都会の喧騒からだって
瞬間移動できる
あなたは朝なのに
夜のような暗がりに心を置いてきている
もしそのことに気がついたら
あしたは
心を持って
朝にやっておいで
この詩がその道になる
あなたの知らない一人の詩人が
あなたを愛している
2012年5月20日日曜日
詩があなたを
詩の始まりは東にあり
終わりは西にある
行は
北から南に伸びている
人は南の果てに行き着くと最北へ飛び
次の行へと暗黙のうちに導かれている
いまあなたがどこにいて
どこに向けて旅を始めるかは
あなたの自由だ
詩があなたを追いかけて
出会おうとしているかもしれない
2012年5月19日土曜日
椅子が知っている
その頃
椅子はただ椅子だった
小学校の椅子
駅のホームの椅子
野球場の椅子
自分の部屋の椅子
家のソファー
教会の長椅子
公園のベンチ
マクドナルドの椅子
縁側のロッキングチェア
どの椅子もただ
私の前で
椅子であるだけだった
私は
座り心地などは気に留めずに
ただ無心に椅子に座っていた
いま
思い出すと
いろんな座り心地があった
大人になってから
座り心地を気にするようになって
おのずと自分の心地のいい居場所に向かった
ものの価値やディティールが分かるようになったのだろうか
いや
ものの価値やディティールが分からなくなったのだ
心地のいいクッションに邪魔されて
木の硬さも自分の罪深い重さも
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