傘をさすほどの雨ではありませんでした
さびしさを胸に詰めて
彼女は用もないのに
人ごみの中に立っていました
お遊戯の踊りをするみたいに
時々体を揺らしてひねり
控えめなステップを踏みました
女友だちたちは
いまごろどこで遊んでいることでしょう
満たされないと悟った彼女は
ここに立っていることにしたのです
誰かが声をかけてくることもあるでしょう
いかがわしいところに連れて行こうとする人もいるでしょう
でも彼女は
ついて行きません
彼女はただ立っていることに
全力だから
なぜ立っているのか
分からないから
夕闇が夜の空気を連れてきて
彼女のさびしさは
胸をはちきれさせて
そのせいで
息が苦しいけれど
まだ
彼女は
立っています
彼女が去ったあと
その場所には
今度は彼女の胸から
溢れ出たさびしさが立っています
次に立つ人を
選別するために
眼差しを路上に投げかけて
2012年4月28日土曜日
2012年4月27日金曜日
2012年4月26日木曜日
2012年4月25日水曜日
意味の風
女を守るために
体を殴られている男は
訳あって抵抗もせず
相手の思うがままに痛めつけられている
容赦なく相手は殴るので
男のダメージは増していく
同じ部分を繰り返し殴られると
その痛みは男を気絶させそうになる
守られる対象である女は
ここにはおらず
このことを知らない
いつまで続くのか
男の骨は折れ
筋肉は炎症して腐り
二度と立ち上がれなくなってしまうかもしれない
男はなぜ耐えているのだろう
相手はなぜ痛めつけ続けるのだろう
そこに
なまあたたかい風が吹いてくる
何を意味しているかは
だれにも考えられない
たが何かを意味しているのだろう
意味というものが人の求めるものであるのなら
2012年4月24日火曜日
私について言えること(きょう現在)
隣りの家までは
庭を越えて25年
トイレには船が浮かんでる
体育館の広さの更衣室
杉田かおるの付き人だが
偉大な詩の賞を受賞
通り沿いに持っている貸し部屋は不動産屋として最適の仕様
鍵のかからないトイレで
記者の帰りを待つのは
急な受賞のニュースを聴いたから
ピンク色のカーテンが揺れて
その襞の一つに
グランドキャニオン型のウサギ小屋が12箇所あり
1箇所あたり駱駝を12頭飼う
週末に出勤して火曜日に帰宅
ゴミの日は年2回
紙飛行機は二人乗り
庭を越えて25年
トイレには船が浮かんでる
体育館の広さの更衣室
杉田かおるの付き人だが
偉大な詩の賞を受賞
通り沿いに持っている貸し部屋は不動産屋として最適の仕様
鍵のかからないトイレで
記者の帰りを待つのは
急な受賞のニュースを聴いたから
ピンク色のカーテンが揺れて
その襞の一つに
グランドキャニオン型のウサギ小屋が12箇所あり
1箇所あたり駱駝を12頭飼う
週末に出勤して火曜日に帰宅
ゴミの日は年2回
紙飛行機は二人乗り
私について言えること(きょう現在)
隣りの家までは
庭を越えて25年
トイレには船が浮かんでる
体育館の広さの更衣室
杉田かおるの付き人だが
偉大な詩の賞を受賞
通り沿いに持っている貸し部屋は不動産屋として最適の仕様
鍵のかからないトイレで
記者の帰りを待つのは
急な受賞のニュースを聴いたから
ピンク色のカーテンが揺れて
その襞の一つに
グランドキャニオン型のウサギ小屋が12箇所あり
1箇所あたり駱駝を12頭飼う
週末に出勤して火曜日に帰宅
ゴミの日は年2回
紙飛行機は二人乗り
2012年4月23日月曜日
残っていた
安いバナナを買ってきて
二本食べた
少し時間をおいて
また一本食べた
また少し時間をおいて
また一本食べた
しばらくして
もう一本食べた
眠くなったので
灯りを消して眠った
朝 目が覚めて
またバナナを食べた
バナナはなくなった
私はまだ残っていた
私は食べる方だから
バナナがなくなっても
まだ
残っていた
2012年4月22日日曜日
偶然を装って
今後も生きていていいか
許可をお願いします
あなたの前に現れることを
認可してください
あなたのためにお金を稼ぎ
稼いだお金をすべてあなたに渡すという
わたしのアイデアに
特許を与えてください
不思議な感じの夕焼けや
風が運んできたいい香り
真夜中の砂浜の月
それに街で見つけた素敵なもの
それらをあなたに贈りたいと思うことを
歓迎してください
わたしはあなたのいうことを
よくきくしもべですが
あなたが
そういうのは気持ち悪い
と思うなら
わたしはさりげなくそれをやってのけましょう
そういうわけで
きょう
待っていていいですか
偶然を装って
許可をお願いします
あなたの前に現れることを
認可してください
あなたのためにお金を稼ぎ
稼いだお金をすべてあなたに渡すという
わたしのアイデアに
特許を与えてください
不思議な感じの夕焼けや
風が運んできたいい香り
真夜中の砂浜の月
それに街で見つけた素敵なもの
それらをあなたに贈りたいと思うことを
歓迎してください
わたしはあなたのいうことを
よくきくしもべですが
あなたが
そういうのは気持ち悪い
と思うなら
わたしはさりげなくそれをやってのけましょう
そういうわけで
きょう
待っていていいですか
偶然を装って
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