あのコはスキ
あのコはキライ
あのコはまあスキかな
あのコはウザい
あのコは超便利
あのコはムカつく
私は?
あのコが店に入って行く
あのコがスマホでメールしてる
あのコがホットペッパーみてる
あのコが買い物してる
あのコがカレシと笑ってる
あのコが猫にお菓子あげてる
私は?
あのコが神社で手を合わせてる
あのコが男に怒鳴られてる
あのコが料理を作っている
あのコが泣けずに唸っている
あのコが友だちを慰めている
あのコが嘘ついて誤魔化してる
私は?
あのコは私の友だち
あのコは私の鏡
あのコは私のライバル
あのコは私の監視者
あのコは私の愚痴を聞いてくれる
あのコは私を遠慮なく叱る
あのコは私
私はあのコと同じ
あのコは私と同じ?
2011年4月3日日曜日
2011年4月2日土曜日
寄付をする人
大きなお金を寄付するとき
彼は幸せな気分ではない
誰かと何かを共感できるとは
思っていない
彼の目的は共感ではないし
ましてや感謝されようなどもど思ったことはないのだ
彼は寄付を済ませたあと
いつでも孤独になる
云い知れぬ寂しさに襲われ
しばらくは黙して悶絶する
彼が得たものは
このような時間なのだ
だが
彼はその孤独こそが
一番大切なものだといつからか知るようになった
引き合う孤独の力が
宇宙を形成し
人は愛について語りさえする ☆
宇宙が彼を包み
彼は自分の考えたことが
記憶という海から溢れ出し
銀河を流れ去っていく様子を見る
もはや
どこに視点があるのか分からなくなる
所在無げな彼のポストに
乱れのない文字で記された
一通の礼状が届き
指先がその冷たさに出逢った
☆ この連は著名な詩の表現を引用しました
彼は幸せな気分ではない
誰かと何かを共感できるとは
思っていない
彼の目的は共感ではないし
ましてや感謝されようなどもど思ったことはないのだ
彼は寄付を済ませたあと
いつでも孤独になる
云い知れぬ寂しさに襲われ
しばらくは黙して悶絶する
彼が得たものは
このような時間なのだ
だが
彼はその孤独こそが
一番大切なものだといつからか知るようになった
引き合う孤独の力が
宇宙を形成し
人は愛について語りさえする ☆
宇宙が彼を包み
彼は自分の考えたことが
記憶という海から溢れ出し
銀河を流れ去っていく様子を見る
もはや
どこに視点があるのか分からなくなる
所在無げな彼のポストに
乱れのない文字で記された
一通の礼状が届き
指先がその冷たさに出逢った
☆ この連は著名な詩の表現を引用しました
2011年4月1日金曜日
2011年3月31日木曜日
雨の遣い
あなたは外でつらいことがあって
その小さな部屋に逃げ帰ってきた
ベッドの上に体を投げ出したまま
動けなくなってしまった
シャワーを浴びたいのに
じっとして自分を癒すしかなかった
窓の外で雨が降り出したが
気づく様子もない
その雨は私が遣いにやったのだ
あなたは
雨の音を聴きながら
それが何であるのか認識できない
幸せだったあの頃の
遠い歌声が
聴こえているような気がしているだけだ
その小さな部屋に逃げ帰ってきた
ベッドの上に体を投げ出したまま
動けなくなってしまった
シャワーを浴びたいのに
じっとして自分を癒すしかなかった
窓の外で雨が降り出したが
気づく様子もない
その雨は私が遣いにやったのだ
あなたは
雨の音を聴きながら
それが何であるのか認識できない
幸せだったあの頃の
遠い歌声が
聴こえているような気がしているだけだ
2011年3月30日水曜日
子どもたちへ
海から魚の女の子がやってきて
町は海の底に沈んでしまった
女の子は人間になったかな
このあとの世界は
君たちがすきなように作るといい
絵を描いてみて!
僕が大人たちを説得するよ
どんな町を作りたい?
町は海の底に沈んでしまった
女の子は人間になったかな
このあとの世界は
君たちがすきなように作るといい
絵を描いてみて!
僕が大人たちを説得するよ
どんな町を作りたい?
2011年3月29日火曜日
ノ
ノノノノノ
ノノノノノノノノノノノノノノノノ
のののののののの
nonononononono
nononononononoノノノノノ
ノノノノノnono
あなたは私が間違っているという
ラジオにのせて
夕暮れ時に...........
ノノノノノノノノ
針葉樹の葉の
ノコギリ
ノノノノノノノノ
ノノノノノノノノノノノノノノノノ
ノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノ
ノノノノノノノノノノノノノノノノ
のののののののの
nonononononono
nononononononoノノノノノ
ノノノノノnono
あなたは私が間違っているという
ラジオにのせて
夕暮れ時に...........
ノノノノノノノノ
針葉樹の葉の
ノコギリ
ノノノノノノノノ
ノノノノノノノノノノノノノノノノ
ノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノ
2011年3月28日月曜日
夜はおやすみ(私の願い)
人命救助だって
夜はおやすみ
記者会見も
記者クラブも
監督官庁も
夜はおやすみ
眠れないのは
あなたとわたし
そして
人が操れないもの
電車だって
会社だって
役場だって
夜はおやすみ
でも本当は
働いている人がいる
起きている人がいる
眠れない人がいる
でも
誰かが蓋して
夜はおやすみ
ニュースは時々目を覚ます
再放送はボタン一つ
ニュースライターは夢の中で
徒競走
大事なことは
朝になるまで知らないことにします
そのほうが都合がいいこともあります
夜はおやすみなさい
それが大人の約束
どうか
朝には目覚めますように
明日こそ できごとを先送りしませんように
夜はおやすみ
記者会見も
記者クラブも
監督官庁も
夜はおやすみ
眠れないのは
あなたとわたし
そして
人が操れないもの
電車だって
会社だって
役場だって
夜はおやすみ
でも本当は
働いている人がいる
起きている人がいる
眠れない人がいる
でも
誰かが蓋して
夜はおやすみ
ニュースは時々目を覚ます
再放送はボタン一つ
ニュースライターは夢の中で
徒競走
大事なことは
朝になるまで知らないことにします
そのほうが都合がいいこともあります
夜はおやすみなさい
それが大人の約束
どうか
朝には目覚めますように
明日こそ できごとを先送りしませんように
新聞記事より
原発20キロ圏内、捜索進まず…1657人不明
読売新聞3月27日 21時13分配信
福島県大熊町や双葉町などの県警双葉署管内では、今も1657人が行方不明のままで、遺体は12体しか発見されていない。
同県警は「原発の20キロ圏内に遺体が何千体残されているか、わからない」としている。
読売新聞3月27日 21時13分配信
福島県大熊町や双葉町などの県警双葉署管内では、今も1657人が行方不明のままで、遺体は12体しか発見されていない。
同県警は「原発の20キロ圏内に遺体が何千体残されているか、わからない」としている。
2011年3月27日日曜日
念のため 見殺しに
念のため
この辺りの野菜は廃棄してください
10年食べ続けると
健康を害するおそれがありますもので
念のため
乳児に水を飲ませないでください
どうしても必要な場合は
大丈夫ですので飲ませてください
念のため
避難地域を広げます
いつ帰れるかは
わかりませんが
念のため
この辺りには近づかないでください
生存者は
見殺しにする方針です
この辺りの野菜は廃棄してください
10年食べ続けると
健康を害するおそれがありますもので
念のため
乳児に水を飲ませないでください
どうしても必要な場合は
大丈夫ですので飲ませてください
念のため
避難地域を広げます
いつ帰れるかは
わかりませんが
念のため
この辺りには近づかないでください
生存者は
見殺しにする方針です
2011年3月26日土曜日
ソファに坐って寛いでいる人
さっきからソファに坐って寛いでいるあの人は
ここが自分の部屋だと思い込んでいるらしい
煙草を吸い
ツマミを次々と口に運び
ビールを美味しそうに飲む
その態度は
あまりに堂にいっているので
私のほうが他人の家に来ているような錯覚に襲われる
出前でも注文しそうな勢いだ
大きなあくびをした
あの人には
私が居ることが分かっていないのだろうか
わたしは透明人間ではないのに
あの人はあの人の日常をそのまま抱えて
この部屋に来ている
わたしは
わたしの日常をかき集めて
勝負しなければ と思えてくる
そうしないと
私の存在のほうが希薄化してしまう
しかしなぜこんなことになってしまっているのだろう
いくら考えても思い当たるフシがない
いつの間に来たのだろう
なぜ 私は気づかなかったのだろう
第一 私はいま何処にいるのだろう
ソファの後ろのパソコンのところか
いいや
パソコンは付いているが
私が居る気配がない
そのとき
耳鳴りのようにサイレンが鳴った
まただ
と思った瞬間
汗のようなものがタラタラと
床に流れ落ちた
ここが自分の部屋だと思い込んでいるらしい
煙草を吸い
ツマミを次々と口に運び
ビールを美味しそうに飲む
その態度は
あまりに堂にいっているので
私のほうが他人の家に来ているような錯覚に襲われる
出前でも注文しそうな勢いだ
大きなあくびをした
あの人には
私が居ることが分かっていないのだろうか
わたしは透明人間ではないのに
あの人はあの人の日常をそのまま抱えて
この部屋に来ている
わたしは
わたしの日常をかき集めて
勝負しなければ と思えてくる
そうしないと
私の存在のほうが希薄化してしまう
しかしなぜこんなことになってしまっているのだろう
いくら考えても思い当たるフシがない
いつの間に来たのだろう
なぜ 私は気づかなかったのだろう
第一 私はいま何処にいるのだろう
ソファの後ろのパソコンのところか
いいや
パソコンは付いているが
私が居る気配がない
そのとき
耳鳴りのようにサイレンが鳴った
まただ
と思った瞬間
汗のようなものがタラタラと
床に流れ落ちた
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