陽炎の向こうに蜃気楼が現れ
その彼方にオーロラの光がたゆたう
地面を見つめていた私は
手にしていた文庫の詩集を手のひらで丸めて
現実のロープにつかまろうとしていた
足元に霧が流れ
何かの音が木霊し
小高い山の頂が
浮き沈みする
あれはいつのことだっただろう
時の流れを無視した不確かな記憶が
目を瞑っていない瞼の奥で渦巻いて
挙動不審にさまよっている
私は手にした詩集の1ページを開く
そこには詩を編み出そうとしている人物が描かれている
誰なのかは分からない
本を閉じてまた開くと
そこには詩が刻まれているだけだった
2011年1月26日水曜日
2011年1月25日火曜日
何かにかき消されてしまったようだ
朝露か夜露かは分からない
澄んだ空気の中に出ていくとみんなの顔があった
草っ原の匂い
水道の蛇口から勢いよく水を流し顔を洗い歯を磨いている
その向こうでは森が佇んでいる
その上はもうすでに青く輝きだした空だ
きのうの夜はたくさんの星が瞬く夜空だった
今は太陽の明るい白色が
空の一点から
空はもちろん
世界中を明るく照らしている
いつも制服のみんなは思い思いの格好
ミチコさんの柔らかい色の服も
ミツエさんのチェック柄のシャツも
この風景の中にある
輝く草花のような未来
過去も未来も風車の羽の一枚
そう思える不思議な時間
小峰が出てきた
僕は精一杯格好つけてあいさつをしたが何かにかき消されてしまったようだ
澄んだ空気の中に出ていくとみんなの顔があった
草っ原の匂い
水道の蛇口から勢いよく水を流し顔を洗い歯を磨いている
その向こうでは森が佇んでいる
その上はもうすでに青く輝きだした空だ
きのうの夜はたくさんの星が瞬く夜空だった
今は太陽の明るい白色が
空の一点から
空はもちろん
世界中を明るく照らしている
いつも制服のみんなは思い思いの格好
ミチコさんの柔らかい色の服も
ミツエさんのチェック柄のシャツも
この風景の中にある
輝く草花のような未来
過去も未来も風車の羽の一枚
そう思える不思議な時間
小峰が出てきた
僕は精一杯格好つけてあいさつをしたが何かにかき消されてしまったようだ
2011年1月24日月曜日
自由
きょうも地面に90度の角度で立っている
先端に頭を乗せて
風を受け青空を見上げて
足には革とゴムで囲いを作り接地点を守っているが
頭には細い糸状のものを生い茂らせて
熱や予期せぬ衝撃から守っているが
これら守りのシステムは急誂えのもではなく
生物の進化過程でようやくできあがったものであるので
本人のものではあるがその功罪からは本人は自由にしてあげなければならない
先端に頭を乗せて
風を受け青空を見上げて
足には革とゴムで囲いを作り接地点を守っているが
頭には細い糸状のものを生い茂らせて
熱や予期せぬ衝撃から守っているが
これら守りのシステムは急誂えのもではなく
生物の進化過程でようやくできあがったものであるので
本人のものではあるがその功罪からは本人は自由にしてあげなければならない
2011年1月23日日曜日
椅子を噛む
椅子を座る
椅子をいじめる
椅子を噛む
スイカを噛む
椅子を居座る
椅子を吸う
スイをイカ
貝を吸う
スカを椅子
かすをイカ
貝をイカ
イカを買う
貝を飼う
浮きを飼う
貝を浮く
櫛を生む
ムウを住む
スカを死す
島をスカ
カウを飼う
羽化を変え
貝を知れ
蓮を履き
キレを透け
スハを履き
椅子を酢の
キスを住む
炭を書く
破棄を聞か
騎士をして
蓮を着せ
スリを強い
椅子を噛む
椅子を住む
スカに住む
椅子を知る
椅子を知れ
椅子を踏め
椅子を噛む
椅子をいじめる
椅子を噛む
スイカを噛む
椅子を居座る
椅子を吸う
スイをイカ
貝を吸う
スカを椅子
かすをイカ
貝をイカ
イカを買う
貝を飼う
浮きを飼う
貝を浮く
櫛を生む
ムウを住む
スカを死す
島をスカ
カウを飼う
羽化を変え
貝を知れ
蓮を履き
キレを透け
スハを履き
椅子を酢の
キスを住む
炭を書く
破棄を聞か
騎士をして
蓮を着せ
スリを強い
椅子を噛む
椅子を住む
スカに住む
椅子を知る
椅子を知れ
椅子を踏め
椅子を噛む
2011年1月22日土曜日
あなたは
あなたは汚れない
あなたは瞳に反射する光
あなたは拒まない
あなたはTシャツの上で踊る絵
あなたは馴れ合わない
あなたは氷上を進む観測船
あなたは繰り返す
あなたは季節を変える風
あなたは流されない
あなたは彫られた表札の文字
あなたはためらわない
あなたは風見鶏
あなたは諦めない
あなたらしくあることを
あなたは瞳に反射する光
あなたは拒まない
あなたはTシャツの上で踊る絵
あなたは馴れ合わない
あなたは氷上を進む観測船
あなたは繰り返す
あなたは季節を変える風
あなたは流されない
あなたは彫られた表札の文字
あなたはためらわない
あなたは風見鶏
あなたは諦めない
あなたらしくあることを
2011年1月21日金曜日
詩を生むあなた
あなたたが詩を生んでいる
影に隠れて
耳を澄まして
詩が生まれ落ちる音に
聞き耳を立てている
詩は
わたしの指先から文字になり
その魂のようなものを
床に落す
木のテーブルも椅子も透けて通って
机の上に文字だけになった詩が残る
あなたは口もとに笑みを浮かべて
瞬きを少なめにして
詩の誕生を神妙に受け止めている
あなたが詩を生んでいるのに
あなたはそれに気づかない
わたしは
あなたが詩を生んでいることを
あなたに伝えようとするが
いつもあなたは
わたしのまえにいない
影に隠れて
耳を澄まして
詩が生まれ落ちる音に
聞き耳を立てている
詩は
わたしの指先から文字になり
その魂のようなものを
床に落す
木のテーブルも椅子も透けて通って
机の上に文字だけになった詩が残る
あなたは口もとに笑みを浮かべて
瞬きを少なめにして
詩の誕生を神妙に受け止めている
あなたが詩を生んでいるのに
あなたはそれに気づかない
わたしは
あなたが詩を生んでいることを
あなたに伝えようとするが
いつもあなたは
わたしのまえにいない
2011年1月20日木曜日
コーヒータイム
「ウニ」と書いてあるタンブラーで
きみはコーヒーを飲んでいる
窓辺の席で脚を組んで
手にはケータイ
誰かを待っているような表情で
しっとりと艶かしい
グロスのルージュは
取れにくいもの
髪はやわらかなブラウン
何度か染め分けてやっとお気に入りのコンディションになった
向かいのスツールにはバックとコート
テーブルには色とりどりのアンティークグラスビーズがちりばめられたペンと
手帖
一つ溜息をつくと
だれかに溜息を見られなかったか心配になって
周りを見回した
そしてウニを
またもや唇にあてた
きみはコーヒーを飲んでいる
窓辺の席で脚を組んで
手にはケータイ
誰かを待っているような表情で
しっとりと艶かしい
グロスのルージュは
取れにくいもの
髪はやわらかなブラウン
何度か染め分けてやっとお気に入りのコンディションになった
向かいのスツールにはバックとコート
テーブルには色とりどりのアンティークグラスビーズがちりばめられたペンと
手帖
一つ溜息をつくと
だれかに溜息を見られなかったか心配になって
周りを見回した
そしてウニを
またもや唇にあてた
2011年1月19日水曜日
受け持ち
自分というものを受け持ってどのくらいがたっただろう
学校の担任の先生と共同で受け持っていた時もあったが
そのころは自分を「受け持っいる」という感覚はなかったような気がする
いまでさえ なんとなく受け持っている気がしているだけで
実際に受け持てているかどうかは冷静には判断できない
自分とはなんだろう
他人や知人とどう違うのだろう
入れ替わったらどうなるのだろう
朝起きなかったら何か変わるだろうか
生活圏から消えたら何か変わるだろうか
自分が自分という担任の元でもがいている
また担任が聞き分けのない自分に手をこまねいている
ただただ卒業式が待ち遠しい
その後のことは別にして
自分とさようならできるのだろうか
担任と卒業生みたいに笑いあって涙さえ浮かべて
学校の担任の先生と共同で受け持っていた時もあったが
そのころは自分を「受け持っいる」という感覚はなかったような気がする
いまでさえ なんとなく受け持っている気がしているだけで
実際に受け持てているかどうかは冷静には判断できない
自分とはなんだろう
他人や知人とどう違うのだろう
入れ替わったらどうなるのだろう
朝起きなかったら何か変わるだろうか
生活圏から消えたら何か変わるだろうか
自分が自分という担任の元でもがいている
また担任が聞き分けのない自分に手をこまねいている
ただただ卒業式が待ち遠しい
その後のことは別にして
自分とさようならできるのだろうか
担任と卒業生みたいに笑いあって涙さえ浮かべて
2011年1月18日火曜日
次に
紅茶を飲むわ
カップを温めて
奥から綺麗なアッシュトレイを引っ張り出して
煙草に火をつけるわ
カーテンを開け
風を入れる
寒いけど
ソファーに腰掛けて
音楽を選んでかけてみる
好きだった曲に続いて
別の曲が流れる
好きだった人の次に
別の人が現れるみたいに
カップを温めて
奥から綺麗なアッシュトレイを引っ張り出して
煙草に火をつけるわ
カーテンを開け
風を入れる
寒いけど
ソファーに腰掛けて
音楽を選んでかけてみる
好きだった曲に続いて
別の曲が流れる
好きだった人の次に
別の人が現れるみたいに
2011年1月17日月曜日
おいしいものを
僕が見ていないと
あなたは苺ショートの苺をまず先に食べてしまう
丸ごと口にいれ頬張って食べる
その表情はとても迫力があり
愛らしい
人生の酸いも甘いも噛み分けた自信に満ちている
美しい顔立ちのあなたが
行儀良く
僕の前に現れる
僕は愛している
整った笑顔であなたは笑う
笑ってトムヤムクンを食べる
生春巻を食べる
僕はこっそり口元を盗み見る
逆に盗み見られていることにも気づかずに
あなたはお待ちかねの
マンチュアムをたべる
あなたは苺ショートの苺をまず先に食べてしまう
丸ごと口にいれ頬張って食べる
その表情はとても迫力があり
愛らしい
人生の酸いも甘いも噛み分けた自信に満ちている
美しい顔立ちのあなたが
行儀良く
僕の前に現れる
僕は愛している
整った笑顔であなたは笑う
笑ってトムヤムクンを食べる
生春巻を食べる
僕はこっそり口元を盗み見る
逆に盗み見られていることにも気づかずに
あなたはお待ちかねの
マンチュアムをたべる
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