2013年9月29日日曜日

古びた建物

古びた建物の喫茶店の白い壁に
ぶどうを描いた画が掛けられている

たわわに実った一房のぶどうと
青々とした葉
それに枯れかけて色づいた数枚の葉だ

建物も画も古びているが
その周りでうごめいているのは
いまを生きている人間だ

仲良しカップルは見つめあって話をしている
店員さんは段取りに忙しい

画を描いた人は
どこかで生きているのだろうか

私は画家がぶどうに向かう姿を想像する
画家が画を仕上げて行くときの気持ちを想像する

古びた建物の中で
古びていきながら

1 件のコメント:

  1. 中村ゆき子2013年9月30日 0:09


    不思議なことに古いものに出逢うと新しい発見がありますね。

    建物も絵も人も、時が止まらない限り古びていきます。
    時計の針を戻そうとせず古びていく変化を
    楽しみたいですね。

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