2013年9月18日水曜日

デュラスの声


会ったことはないが
デュラスの声なら聴いたことがある

波打ち際に立ち
心を躍らせることも
感傷に浸ることもせず
波や
遠くを往き来するさまざまな舟や 飛び交う鳥を
見るともなく見ている

昼間の月が空に
特別扱いで
太陽の光を反射して
舟のように浮かんでいる

初秋の海
私は
特別扱いしてもらえるだろうか

人には様々な生き方があるが
いつもそのことを忘れてしまう
砂浜から滑やかな膚をもつ小石を拾い
指の腹で撫でてみる

波は
微動だにせず
打ち寄せてくる
靴を濡らして
私の中まで濡らして

1 件のコメント:

  1. 中村ゆき子2013年9月19日 0:16

    昼間の月は特別扱いしてほしいとは思っていない。
    月を見る人の感情がそうさせる。

    この世に生きる者達の数だけ何十億通りもの違った生き方がある
    あなたも何十億分の1の生き方をしている。
    それが特別かどうかなんて大した問題ではない

    心の中の要らないもの
    波にさらっていってもらおう
    せっかく海に来たのだから

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