禿げた頭に産毛のように白い毛が生えているが
そこに陽の光たちが集まって
昔ながらの遊びをしている
禿げた頭は
誰のものか?
それは問題ではなく むしろ
あとどのくらいそれが続くのか
頭の主はそのことに気づいているのか
そのことの方が問題だ
なぜって
そこには
永遠 や 幸せ や
よく歌や占いの中にでてくるものたちがが
あふれているから
ははあ
それには
とうの本人は
気づいていないらしい
知らせてあげようかな
禿げた頭のそのひとは
でも いったい何をしているんだろう
犬を散歩させるみたいに
他者をよろこばせることばかりに熱心なようにみえる
それがわかって
私もいま
和やかな息をしているようだ