暗い夜の海から
救難信号がでている
ひとり波にさらわれたあなたが
私に向けて発しているのだ
長大な夢をさまようさなかに
わたしはそれに気づいた
いくつもの物語が混ざり合い
濁流を作って
流れ過ぎる
その信号を受けるまで
わたしはいつのまにかあなたの記憶を奪われ
無目的に生きていた
どこまでが夢で
どこからが覚醒していたかは
どうでもいいことだ
ただ いま
その信号に答える方法が見つからない
あなたは遠いところに行ってしまった
そこで
幸せを掴んでいることを願う
2011年3月12日土曜日
2011年3月11日金曜日
よろめきドラマ
よろめくよ
よろめきドラマは
たわむれる
ひがな一日
あいしてる
来る日も来る日も
いちゃついて
くんずほぐれつ
闇雲に
言うが早いか
抱き合って
とろけるまなざし
強く出て
押しては引いて
さえぎられ
よもやと思い
仮りそめに
居ても立っても
いられない
24時間週七日
ろくろくものも食べないで
そればっかりに熱中し
いやよいやよもスキのうち
盛って磨いて光らせて
パワースポット巡礼し
たたんでのしてまたひらき
くるくるまわり押し上げて
お釈迦様にも分かるまい
メーメーコヤギメー牛山
出かけるときは忘れずに
ゆるく締め上げきつく打つ
水分補給忘れずに
ヒアルロン酸1000ミリグラム
慌てず騒がず冷静に
くるぶしまではいいことに
ドーンと構えてさびしがる
よろめきドラマは
午後1時
よろめきドラマは
たわむれる
ひがな一日
あいしてる
来る日も来る日も
いちゃついて
くんずほぐれつ
闇雲に
言うが早いか
抱き合って
とろけるまなざし
強く出て
押しては引いて
さえぎられ
よもやと思い
仮りそめに
居ても立っても
いられない
24時間週七日
ろくろくものも食べないで
そればっかりに熱中し
いやよいやよもスキのうち
盛って磨いて光らせて
パワースポット巡礼し
たたんでのしてまたひらき
くるくるまわり押し上げて
お釈迦様にも分かるまい
メーメーコヤギメー牛山
出かけるときは忘れずに
ゆるく締め上げきつく打つ
水分補給忘れずに
ヒアルロン酸1000ミリグラム
慌てず騒がず冷静に
くるぶしまではいいことに
ドーンと構えてさびしがる
よろめきドラマは
午後1時
2011年3月10日木曜日
こわいものしらずのきみが
こわいものしらずのきみが
なにか必死にかんがえている
その顔はとても迫力がある
見ているほうも力が入る
こわいものしらずのきみが
かんがえるのをやめて笑う
笑顔の造形が美しい
角度を変えてもまた美しい
こわいものしらずのきみが
暗く沈んでだまっている
言葉が閉じ込められている
醗酵してお酒になりそう
こわいものしらずのきみが
ぼくのまえにいる
こわいものしらずの性格が
吊り橋をスタスタわたって
ぼくのなかに入ってくる
★要約
こわいものしらずのきみが
ぼくのなかに入ってくる
なにか必死にかんがえている
その顔はとても迫力がある
見ているほうも力が入る
こわいものしらずのきみが
かんがえるのをやめて笑う
笑顔の造形が美しい
角度を変えてもまた美しい
こわいものしらずのきみが
暗く沈んでだまっている
言葉が閉じ込められている
醗酵してお酒になりそう
こわいものしらずのきみが
ぼくのまえにいる
こわいものしらずの性格が
吊り橋をスタスタわたって
ぼくのなかに入ってくる
★要約
こわいものしらずのきみが
ぼくのなかに入ってくる
2011年3月9日水曜日
キミとの顛末 その一部
キミと
こんもりした山の
坂道を登っていっく
息が切れるけど気にしない
(でも気になる)
ちょうどいい歩幅の段々がつづく
ずんずん先を行くキミ
あとからついて行くぼく
てっぺんまではあとどのくらい?
てっぺんはどうなっているの?
キミは無言でてっぺんを通りすぎて
下り坂に入る
ぼくは「ここがてっぺん?」
と聞く
キミは別の話に夢中ななりながら
どんどん先を行き
いきなり民家に入っていく
知っている人の家らしい
ぼくもおそるおそる民家に入る
するとそこには香りのいい花が乾かされて刻まれて袋に詰められ棚に並べてある
さらにアロマオイルやシャンプーやバスソルトなども並んでいる
キミはその一つを手にとって出てきた男に目配せした
犬が跳びかかってぼくたちをナメる
股間に鼻を押し当ててくる
キミはその家を出ると
無言で歩き出す
古い門の上に月が出ている
ぼくはそれを写真に撮る
キミは前方に洒落た店を発見し
ぼくに合図をする
ぼくは
「入ろうか」という
キミとぼくは店に入り
メニューを一緒に見て注文を決める
外では月が笑っているだろう
きょうは三日月よりも少し細い月
ニヤけた笑いだ
おあいにくさま
こんもりした山の
坂道を登っていっく
息が切れるけど気にしない
(でも気になる)
ちょうどいい歩幅の段々がつづく
ずんずん先を行くキミ
あとからついて行くぼく
てっぺんまではあとどのくらい?
てっぺんはどうなっているの?
キミは無言でてっぺんを通りすぎて
下り坂に入る
ぼくは「ここがてっぺん?」
と聞く
キミは別の話に夢中ななりながら
どんどん先を行き
いきなり民家に入っていく
知っている人の家らしい
ぼくもおそるおそる民家に入る
するとそこには香りのいい花が乾かされて刻まれて袋に詰められ棚に並べてある
さらにアロマオイルやシャンプーやバスソルトなども並んでいる
キミはその一つを手にとって出てきた男に目配せした
犬が跳びかかってぼくたちをナメる
股間に鼻を押し当ててくる
キミはその家を出ると
無言で歩き出す
古い門の上に月が出ている
ぼくはそれを写真に撮る
キミは前方に洒落た店を発見し
ぼくに合図をする
ぼくは
「入ろうか」という
キミとぼくは店に入り
メニューを一緒に見て注文を決める
外では月が笑っているだろう
きょうは三日月よりも少し細い月
ニヤけた笑いだ
おあいにくさま
2011年3月8日火曜日
未来旅
ペットボトルから山の水を流し込んで
からだの中に川を作る
次にその辺に転がっている雑多なものを積み上げて
岸を作る
太陽の光を浴びて草花と木を生やし
あなたを呼びにゆく
あなたは渦巻く風となって
水を波立たせ
草花と木を揺する
その風景の中で
わたしはあなたと手をつないでかけてゆく
そこには夕焼けがあるが
それにはお構いなく
二人はずっと未来の朝の陽ざしの中のいる
からだの中に川を作る
次にその辺に転がっている雑多なものを積み上げて
岸を作る
太陽の光を浴びて草花と木を生やし
あなたを呼びにゆく
あなたは渦巻く風となって
水を波立たせ
草花と木を揺する
その風景の中で
わたしはあなたと手をつないでかけてゆく
そこには夕焼けがあるが
それにはお構いなく
二人はずっと未来の朝の陽ざしの中のいる
2011年3月7日月曜日
ホットケーキ気分
フライパンの上で
泡立っている
どれだけの時が流れたのだろう
あなたは
料理を作るのが好きだ
ホットケーキを作るのは
ものの五分
その五分間に
あなたは人生のすべてを詰め込もうとしている
あなたがいだいてきた思いの数々
知っているはずだ
振り向けばあの日のお母さんが
あなたのためにおやつをつくっている
その意味を
ホットケーキの裏面は
こんがりと日焼けした背中のよう
ちょっとだけ塩を加えようか
潮風が手伝ってくれる
お礼を言っても構わない
風が涙を飛ばしてくれる
泡立っている
どれだけの時が流れたのだろう
あなたは
料理を作るのが好きだ
ホットケーキを作るのは
ものの五分
その五分間に
あなたは人生のすべてを詰め込もうとしている
あなたがいだいてきた思いの数々
知っているはずだ
振り向けばあの日のお母さんが
あなたのためにおやつをつくっている
その意味を
ホットケーキの裏面は
こんがりと日焼けした背中のよう
ちょっとだけ塩を加えようか
潮風が手伝ってくれる
お礼を言っても構わない
風が涙を飛ばしてくれる
2011年3月6日日曜日
yokokuーhen
夕べの流星群はすごかった
町をすっかり掃き清めてしまった
あなたが見る夢の背景を
星の群れg,kが照らし
hはあなたの過去を照らした
あなたの胸の前で結ばれた手に中には
いつのまにか
itunomanikaが入っていた
震えて光っているものだ
先ほどから降り出したアメノナカニデテミルト
それは優しい雨で
町のよごれをきれいに流してしまった
そしてそれとは別に
窪地に集まった水は
命をhagukumu機会を
待ち始めた
町をすっかり掃き清めてしまった
あなたが見る夢の背景を
星の群れg,kが照らし
hはあなたの過去を照らした
あなたの胸の前で結ばれた手に中には
いつのまにか
itunomanikaが入っていた
震えて光っているものだ
先ほどから降り出したアメノナカニデテミルト
それは優しい雨で
町のよごれをきれいに流してしまった
そしてそれとは別に
窪地に集まった水は
命をhagukumu機会を
待ち始めた
2011年3月5日土曜日
おとなになって
すいかキャンディ
がらくたの大きな箱
イソギンチャクのワッペン
こどものころに
すきだったもの
貝殻のついた鉛筆
リトマス試験紙とスポイト
エキゾチックなピンナップ
こどものころに
自慢していた
でも
いまは
どこにあるのか
わからない
さがそうとしたら
あなたにであった
おとなになって
すきになった
こどものころには
知らなかった
あなた
がらくたの大きな箱
イソギンチャクのワッペン
こどものころに
すきだったもの
貝殻のついた鉛筆
リトマス試験紙とスポイト
エキゾチックなピンナップ
こどものころに
自慢していた
でも
いまは
どこにあるのか
わからない
さがそうとしたら
あなたにであった
おとなになって
すきになった
こどものころには
知らなかった
あなた
2011年3月4日金曜日
首を伸ばしてきみを
ろくろっ首だよろくろっ首
首吊りして伸びたんだよ
古い家の太い梁にぶら下がったんだよ
ぞっとしたよ
さめざめしたなあ
ろくろっ首だよろくろっ首
見せ物じゃないよ
やりたかっただけだよ純粋なんだよ
はっきりしたよ
後悔はしないさ
ろくろっ首だよろくろっ首
ぶらさがったよあいつらのうえに
もうしたくないよ首伸びちゃったよ
引っ込まないよ
引っ込みもつかないよ
ろくろっ首だよろくろっ首
伸びちゃったろくろっ首だよ
引っ込みつかないろくろっ首だよ
きみが好きだよ
きみに首ったけだよ
首吊りして伸びたんだよ
古い家の太い梁にぶら下がったんだよ
ぞっとしたよ
さめざめしたなあ
ろくろっ首だよろくろっ首
見せ物じゃないよ
やりたかっただけだよ純粋なんだよ
はっきりしたよ
後悔はしないさ
ろくろっ首だよろくろっ首
ぶらさがったよあいつらのうえに
もうしたくないよ首伸びちゃったよ
引っ込まないよ
引っ込みもつかないよ
ろくろっ首だよろくろっ首
伸びちゃったろくろっ首だよ
引っ込みつかないろくろっ首だよ
きみが好きだよ
きみに首ったけだよ
2011年3月3日木曜日
あなたのためにある
あなたの美しい瞳は
砂埃の中でも濁ることがない
指は擦れてもまた艶をとりもどす
つらいことがあっても
あなたの笑い声が消えることはない
寒さが包みこむ厳しい冬に
あなたを守っているバリアは
あなた自身が作ったものだ
寂しい時間が奏でた音色が
あなたの耳の奥で鳴り続けても
心臓の鼓動が高まったとき
あなたは楽し気な音楽を聴いている
あなたの家の屋根に
月の光が降り注ぎ
光のカーテンが揺れながら覆う
あなたは知らないかも知れない
わたしはそれを見ている
あなたの部屋の中で
優しい夢が寄り添って
あなたは子どものような寝顔で
甘えている
この世界は
あなたのためにある
砂埃の中でも濁ることがない
指は擦れてもまた艶をとりもどす
つらいことがあっても
あなたの笑い声が消えることはない
寒さが包みこむ厳しい冬に
あなたを守っているバリアは
あなた自身が作ったものだ
寂しい時間が奏でた音色が
あなたの耳の奥で鳴り続けても
心臓の鼓動が高まったとき
あなたは楽し気な音楽を聴いている
あなたの家の屋根に
月の光が降り注ぎ
光のカーテンが揺れながら覆う
あなたは知らないかも知れない
わたしはそれを見ている
あなたの部屋の中で
優しい夢が寄り添って
あなたは子どものような寝顔で
甘えている
この世界は
あなたのためにある
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