夕方のことを考えると
夕方になってしまう
そのことが怖い
と考えると
怖いことになってしまう
考えるとなってしまう
いやなことだけ
神様がいて
区別して
やっているのだろうか
罰として
いやな罰だ
そう
考えると
いやな罰になってしまう
考えないようにしたい
そう考える
でも
そこからは逃げられない
逃げられなくなってしまう
2011年7月12日火曜日
2011年7月11日月曜日
星への願いごと
緋色の星に願いごと
すべてが燃えてなくなりますように
水色の星に願いごと
あの人が湖の底に沈みますように
黄色い星に願いごと
何も分からなくなり笑って暮らせますように
紺色の星に願いごと
他人の思い出が渦巻いて醜く混じり合いませんように
白い星に願いごと
きれいなものがみな見えなくなりますように
土色の星に願いごと
愛する人に首を閉められた人が蘇りませんように
金色の星に願いごと
傷口が開いて早く干からびますように
黒い星に願いごと
風や月光が彼女の味方につきませんように
すべての星に願いごと
あの人が二度とこの空に戻って来ませんように
すべてが燃えてなくなりますように
水色の星に願いごと
あの人が湖の底に沈みますように
黄色い星に願いごと
何も分からなくなり笑って暮らせますように
紺色の星に願いごと
他人の思い出が渦巻いて醜く混じり合いませんように
白い星に願いごと
きれいなものがみな見えなくなりますように
土色の星に願いごと
愛する人に首を閉められた人が蘇りませんように
金色の星に願いごと
傷口が開いて早く干からびますように
黒い星に願いごと
風や月光が彼女の味方につきませんように
すべての星に願いごと
あの人が二度とこの空に戻って来ませんように
2011年7月10日日曜日
思いがけない家出
すきま風のところに行って
冷たい風を吸い込むと
ガラスが曇って
景色が見えにくくなった
ほつれた毛糸の先を引っ張ると
スルスルと
虫が行進するように
ほどけていって
どこでやめていいのか
わからなくなる
冷凍庫では
シャーベットができたはずだ
作るのは好きだが
食べておいしかったことがないので
もう関心がなくなっている
あなたは
むずかしい計算をしようと
指を折って数えているが
問題の意味が解らないので
ちっとも解決に結びつかない
扇風機がカタカタいいだして
壊れそうなので
コードを引っ張って抜いた
見る間に
首に汗が吹き出してくる
いらだって
持っているものを
床に投げると
もうその場にはいたくなくなって
ドアを開けて出て行く
いつものカバンだけ手にして
鍵もかけずに
鍵を持たずに
冷たい風を吸い込むと
ガラスが曇って
景色が見えにくくなった
ほつれた毛糸の先を引っ張ると
スルスルと
虫が行進するように
ほどけていって
どこでやめていいのか
わからなくなる
冷凍庫では
シャーベットができたはずだ
作るのは好きだが
食べておいしかったことがないので
もう関心がなくなっている
あなたは
むずかしい計算をしようと
指を折って数えているが
問題の意味が解らないので
ちっとも解決に結びつかない
扇風機がカタカタいいだして
壊れそうなので
コードを引っ張って抜いた
見る間に
首に汗が吹き出してくる
いらだって
持っているものを
床に投げると
もうその場にはいたくなくなって
ドアを開けて出て行く
いつものカバンだけ手にして
鍵もかけずに
鍵を持たずに
2011年7月9日土曜日
バイバイ
きょうはあなたと過ごした最後の日
朝焼けのような夕焼けが
ビルの向こうに見える
昼
あなたはバイバイといって
バスにに乗って帰って行った
裸足に新しいスニーカー履いて
いつもの喫茶店で
私は考え事をしようとしているが
なにも考えることができない
あなたはいつもの
笑顔で
私との話の続きを
自然に話していた
そして
大戸屋にいきたいといって
そこでおいしそうにチキンとトロロご飯を食べた
私はあなたとは
付き合っていなかったのではないかと
今更思えてきて
必死に打ち消そうとしたができなかった
あなたは家を出て
夜通しDJの紡ぐ音楽に身を投げて
踊った
そこにはあなたの愛する男がいた
あなたは体を弾ませると
自分がこの場から飛び出していっているのを感じた
もはや私は私の姿をどこにも見出すことができなかった
丸まったミミズが陸亀に喰われている映像を
思い出した
魅力のない人生が落ちていたら
それは届けずに放っておいてあげたら
私は生まれ変わり
かっこよく颯爽と生きて行きたい
朝焼けのような夕焼けが
ビルの向こうに見える
昼
あなたはバイバイといって
バスにに乗って帰って行った
裸足に新しいスニーカー履いて
いつもの喫茶店で
私は考え事をしようとしているが
なにも考えることができない
あなたはいつもの
笑顔で
私との話の続きを
自然に話していた
そして
大戸屋にいきたいといって
そこでおいしそうにチキンとトロロご飯を食べた
私はあなたとは
付き合っていなかったのではないかと
今更思えてきて
必死に打ち消そうとしたができなかった
あなたは家を出て
夜通しDJの紡ぐ音楽に身を投げて
踊った
そこにはあなたの愛する男がいた
あなたは体を弾ませると
自分がこの場から飛び出していっているのを感じた
もはや私は私の姿をどこにも見出すことができなかった
丸まったミミズが陸亀に喰われている映像を
思い出した
魅力のない人生が落ちていたら
それは届けずに放っておいてあげたら
私は生まれ変わり
かっこよく颯爽と生きて行きたい
2011年7月8日金曜日
私たちの自慢
さっきまで猫を撫でていた手のひらが
あなたの胸の上を這い回り
背中を滑降する
暑さのせいで
汗をかいている肌は
もっと汗をかきたいとおもっている
それはいつもの癖
そうして
ハーフタイムだけで引き分けになる
ゲームが終わり
思いっきり体に風を受け入れるとき
あなたは遠くに懐かしい人の声を聴いて
密かに安心している
私もそうだ
そしてそれはいつものことだ
そして
おたがいには口にしないことも
私たちは
人目をしのんで
この家に隠れている
美しい一対の男女を演じて
楽屋に住む
秘め事に埋め尽くされそうな日常が
私たちの自慢なのだ
あなたの胸の上を這い回り
背中を滑降する
暑さのせいで
汗をかいている肌は
もっと汗をかきたいとおもっている
それはいつもの癖
そうして
ハーフタイムだけで引き分けになる
ゲームが終わり
思いっきり体に風を受け入れるとき
あなたは遠くに懐かしい人の声を聴いて
密かに安心している
私もそうだ
そしてそれはいつものことだ
そして
おたがいには口にしないことも
私たちは
人目をしのんで
この家に隠れている
美しい一対の男女を演じて
楽屋に住む
秘め事に埋め尽くされそうな日常が
私たちの自慢なのだ
2011年7月7日木曜日
鎖
いつも会っているあなたに
きょうは会わない日
会わないで空を見上げる日
あなたはきっと
縛られて
どこかに囚われているから
今夜は
秘密の信号で
あなたに連絡しよう
あなたは
きょうは
疲れ果てて
眠るのに夢中だから
ちょうどいい
夢のなかに
こっそり侵入して
唇に
キスしよう
夢の中なら
誰にも何も言われない
あなたさえ黙っていれば
秘密が
二人をつなぐ
銀の鎖になる
流れ星が作ったような
細い鎖
きょうは会わない日
会わないで空を見上げる日
あなたはきっと
縛られて
どこかに囚われているから
今夜は
秘密の信号で
あなたに連絡しよう
あなたは
きょうは
疲れ果てて
眠るのに夢中だから
ちょうどいい
夢のなかに
こっそり侵入して
唇に
キスしよう
夢の中なら
誰にも何も言われない
あなたさえ黙っていれば
秘密が
二人をつなぐ
銀の鎖になる
流れ星が作ったような
細い鎖
怖い日
部屋の中で空の方角を見上げる
本当は地面の向こうにも空があるのにね
溜息を量り売りするため
大きなビニール袋に貯める
あなたがメールしてきた写真を
何回も画面に映してみる
きょうは
あなたの気配のない日
めったにない
怖い日
本当は地面の向こうにも空があるのにね
溜息を量り売りするため
大きなビニール袋に貯める
あなたがメールしてきた写真を
何回も画面に映してみる
きょうは
あなたの気配のない日
めったにない
怖い日
2011年7月6日水曜日
10,000超ありがとう!
誰にも言わずに始めたブログでしたが、10,000ベージビューを超え、なんだか一区切りついた気分です。ポエムジャーナリストを標榜しながら、なかなか取り組むことができず苦戦しています。しかし諦めずに必ず自分の方法論を確立し、表現していきたいと思います。もう一つのライフワークである『選評作家』についても、徐々に活動を始めています。詩を読んでほしい人から求めがあれば、どこへでも出掛けていって、講評をしています。すでに何度か地方にも出掛けていきました。(もしご希望の場合は、matsuzakiyoshiyuki@gmail.com までご連絡ください)。
2011年7月5日火曜日
担当者
国の
人の気持ちを考える担当者から
電話がかかってきた
優しい声で
おはなしを聞きたいのですが
よろしいですか?
という
はい
と答えると
国のせいで
あなたに辛い思いをさせていてごめんなさい
あなたが
どんな気持ちだったか
いまどんなことが気になっているのか
教えてください
という
私がひとしきり喋ると担当者は
そうですか
それは本当に申し訳なかったですね
いえ
申し訳なく思っています
何かできることがあったら言ってください
という
私が
してほしいことを並べ立てると
担当者は
わかりました
すべてが出来るかどうかわかりませんが
一つでも多くできるようにがんばってみます
いろいろ手配して打ち合わせしたら
三日以内にまた電話しますね
という
私は
担当者に
期待しているからよろしくお願いしますと
ややぶっきらぼうに言ったが
ちょっと後悔してあわてて
「ありがとうございます」と付け加えた
泣きながら朝目覚めると
あれから3か月が経っていた
鳴らない電話を抱えて眠るのは
もうやめようか
別の担当者に
相談したい
「おひとよし」というと非難しているようですが、社会で生きていくときに、「おひとよし」は時に命取りになります。それでも、どうしても「おひとよし」にふるまってしまうのは、根がそうだからだしょうか。これは仕方がないのでしょうか。それともいいことなのでしょうか。
国によって重要なデータが隠されていたせいで、被害にあった私達は、どんな『気持ち』を持って生きていったらいいのでしょう。「おひとよし」とお別れすべきでしょうか。
人の気持ちを考える担当者から
電話がかかってきた
優しい声で
おはなしを聞きたいのですが
よろしいですか?
という
はい
と答えると
国のせいで
あなたに辛い思いをさせていてごめんなさい
あなたが
どんな気持ちだったか
いまどんなことが気になっているのか
教えてください
という
私がひとしきり喋ると担当者は
そうですか
それは本当に申し訳なかったですね
いえ
申し訳なく思っています
何かできることがあったら言ってください
という
私が
してほしいことを並べ立てると
担当者は
わかりました
すべてが出来るかどうかわかりませんが
一つでも多くできるようにがんばってみます
いろいろ手配して打ち合わせしたら
三日以内にまた電話しますね
という
私は
担当者に
期待しているからよろしくお願いしますと
ややぶっきらぼうに言ったが
ちょっと後悔してあわてて
「ありがとうございます」と付け加えた
泣きながら朝目覚めると
あれから3か月が経っていた
鳴らない電話を抱えて眠るのは
もうやめようか
別の担当者に
相談したい
「おひとよし」というと非難しているようですが、社会で生きていくときに、「おひとよし」は時に命取りになります。それでも、どうしても「おひとよし」にふるまってしまうのは、根がそうだからだしょうか。これは仕方がないのでしょうか。それともいいことなのでしょうか。
国によって重要なデータが隠されていたせいで、被害にあった私達は、どんな『気持ち』を持って生きていったらいいのでしょう。「おひとよし」とお別れすべきでしょうか。
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