ミミー マーガ サン さん
モーガ チチ トルノ さん
いらっしゃいましたら
クソレタッ イ レプス 広場で
シンケウコ ヨグウ の皆様がお待ちです
至急 お越しください
2010年10月31日日曜日
2010年10月30日土曜日
みなさんごめんなさいのトークショー
1
式次第
会場のみなさんに謝ることを告げる
お詫び
世間から奪ったもの
お詫び
世間に対するなめた考え
お詫び
会場のみなさまに与えた苦痛について
お詫び
自分の行動についての反省
お詫び
いまと今後の自分の行動
お詫び
みなさまに自分ができること
お詫び
2
みなさんごめんなさいトークショーは
あやまってばかり
あやまってばかりでは間がもたないので
言い訳を語り始める
言い訳は聞きようによっては
お詫びよりおもしろい
あやまってほしい人は
話者が一通り話し終えると
聞きたかったのは
お詫びではなく
その経緯でもなく
自分に対する気持ち
でもなく
その気持ちに対する思いであるこを知る
トークショーは
夜を徹してつづき
いつ終わるともしれない
話者は改心しているが
性格は変えようがない
話は巡り
同心円を描きながら遠ざかっていくが
時々同じ道を辿る
3
みなさんごめんなさいのトークショーは
入場は無料
訪れた人が満足できるかは
主催者は自信が持てないでいる
それでも
主催者はいたるところで
どうしても開催したい
お詫びをしたい気持ちが
なにかを産むと信じているから
お詫びをされたい気持ちをもって生きる
苦しみを手にした日
世間が振り返って見せた
不敵な笑い顔を見てしまったから
式次第
会場のみなさんに謝ることを告げる
お詫び
世間から奪ったもの
お詫び
世間に対するなめた考え
お詫び
会場のみなさまに与えた苦痛について
お詫び
自分の行動についての反省
お詫び
いまと今後の自分の行動
お詫び
みなさまに自分ができること
お詫び
2
みなさんごめんなさいトークショーは
あやまってばかり
あやまってばかりでは間がもたないので
言い訳を語り始める
言い訳は聞きようによっては
お詫びよりおもしろい
あやまってほしい人は
話者が一通り話し終えると
聞きたかったのは
お詫びではなく
その経緯でもなく
自分に対する気持ち
でもなく
その気持ちに対する思いであるこを知る
トークショーは
夜を徹してつづき
いつ終わるともしれない
話者は改心しているが
性格は変えようがない
話は巡り
同心円を描きながら遠ざかっていくが
時々同じ道を辿る
3
みなさんごめんなさいのトークショーは
入場は無料
訪れた人が満足できるかは
主催者は自信が持てないでいる
それでも
主催者はいたるところで
どうしても開催したい
お詫びをしたい気持ちが
なにかを産むと信じているから
お詫びをされたい気持ちをもって生きる
苦しみを手にした日
世間が振り返って見せた
不敵な笑い顔を見てしまったから
2010年10月29日金曜日
トタンの屋根にトトトタン
ペットボトルの紅茶を腰に
ナイキエアーの靴底で
ワーキングシェアで生じた休暇に
ピクニック気分の小旅行
電池が心配アイフォーン
音楽聞くのはウォークマン
電池を食うぞノイズキャンセラ
押してはいけないこのボタン
ルンルン ラルラル
トトトタン
トタンの屋根に降るものは
雨粒でなはなく落ち葉でもない
誰かが降らせた最終兵器
ナイキエアーの靴底で
ワーキングシェアで生じた休暇に
ピクニック気分の小旅行
電池が心配アイフォーン
音楽聞くのはウォークマン
電池を食うぞノイズキャンセラ
押してはいけないこのボタン
ルンルン ラルラル
トトトタン
トタンの屋根に降るものは
雨粒でなはなく落ち葉でもない
誰かが降らせた最終兵器
2010年10月28日木曜日
消し忘れた灯(ひ)
街にLEDの明かりが灯る
無数の星
お店の中で揺れるキャンドルの炎
瞳に映る灯
白い歯の表面で輝く光
眼を閉じてみると
そこにもある
金星のチラチラと揺れる紅い光
青白い月光
ピアノの鍵盤に反射する朝日
椅子の背中に乗っている光の粒子
そのなかで
僕が灯した光が
今も
輝いて見える
君にこっそりともした光
君の指で輝く
イミテーションの宝石
無数の星
お店の中で揺れるキャンドルの炎
瞳に映る灯
白い歯の表面で輝く光
眼を閉じてみると
そこにもある
金星のチラチラと揺れる紅い光
青白い月光
ピアノの鍵盤に反射する朝日
椅子の背中に乗っている光の粒子
そのなかで
僕が灯した光が
今も
輝いて見える
君にこっそりともした光
君の指で輝く
イミテーションの宝石
2010年10月27日水曜日
月の香
目が覚めていくとき
固まってしまうだろう
季節の風が運んでくる感覚
何回めぐってきたのだろう
今はもういないあのひとの香り
浸みこんでとどまるように祈ったけれど
月のない夜に観た
思い出の中の月はほのかに赤かった
不吉と絶頂の予感が繰り返し
やかんの水が煮えたぎる音だけがして
通奏低音が鼓膜の奥でなっている
自分はどんな譜面の上を進むのか
誰の意思で
いつまで
固まってしまうだろう
季節の風が運んでくる感覚
何回めぐってきたのだろう
今はもういないあのひとの香り
浸みこんでとどまるように祈ったけれど
月のない夜に観た
思い出の中の月はほのかに赤かった
不吉と絶頂の予感が繰り返し
やかんの水が煮えたぎる音だけがして
通奏低音が鼓膜の奥でなっている
自分はどんな譜面の上を進むのか
誰の意思で
いつまで
2010年10月26日火曜日
香里奈
好きなドライフルーツはイチジク
噛むと奥歯で小さな粒が潰れて音がする
その音がたまらない
他にないその音
その歯ざわりも
田舎のスマートな女
革のジャケットがよく似合う
細くまっすぐな脚
前髪から覗くロマンティックな瞳
形のいいくちびる
そんな香里奈にも
太刀打ちできないライバルがいる
小峰だ
噛むと奥歯で小さな粒が潰れて音がする
その音がたまらない
他にないその音
その歯ざわりも
田舎のスマートな女
革のジャケットがよく似合う
細くまっすぐな脚
前髪から覗くロマンティックな瞳
形のいいくちびる
そんな香里奈にも
太刀打ちできないライバルがいる
小峰だ
2010年10月25日月曜日
気づくともういない
気づくと
イヤホンをして
きみが坂をのぼってくる
リズムよく大胆な歩幅で
僕を見つけたからだろう
僕もきみに向かって歩き出す
早くきみの体に触れたいから
きみはイヤホンを外して笑顔を投げてくる
春の日差しを感じた
バスが騒音をまき散らして登ってきたけれど
僕たちの前を通りすぎると
もう僕たちはいなくなっているのさ
紅茶にスプーンが入れられて
くるくるかき回す
真昼の喫茶店にたばこの煙が漂い
誰かが入ってくる音がする
すると
もうそこに
僕たちはいないのさ
イヤホンをして
きみが坂をのぼってくる
リズムよく大胆な歩幅で
僕を見つけたからだろう
僕もきみに向かって歩き出す
早くきみの体に触れたいから
きみはイヤホンを外して笑顔を投げてくる
春の日差しを感じた
バスが騒音をまき散らして登ってきたけれど
僕たちの前を通りすぎると
もう僕たちはいなくなっているのさ
紅茶にスプーンが入れられて
くるくるかき回す
真昼の喫茶店にたばこの煙が漂い
誰かが入ってくる音がする
すると
もうそこに
僕たちはいないのさ
2010年10月24日日曜日
自分への伝言
泣く泣く僕も空を見る
というフレーズが
空に消えて行く
消えて
なくなってしまえ
いらないものから逆に見捨てられ
しがみつく
何々のように
と比喩を言って受け流すのは
止めにしたら
まとまる筈ないよ
デスクトップは狭いんだから
それに何世代も前の年代物
大事にしたってたかが知れている
広い空にならすてられる
やり直した人生の失敗作だって
これからの未来だって
というフレーズが
空に消えて行く
消えて
なくなってしまえ
いらないものから逆に見捨てられ
しがみつく
何々のように
と比喩を言って受け流すのは
止めにしたら
まとまる筈ないよ
デスクトップは狭いんだから
それに何世代も前の年代物
大事にしたってたかが知れている
広い空にならすてられる
やり直した人生の失敗作だって
これからの未来だって
いきてていいよ
2010年10月23日土曜日
とてもいいわ
(とてもいいわ
そう言われて
舞い上がった
(とても素敵
あっ、また、ほめられた
ナマでこう言われるのはいい
短いヒトコトなのに
地球だって持ち上がりそうだ
(なんでもできるね
そんなことないけど
そんな気さえしてくる
(ひとりでなんでもできるよ
(あなたひとりで
そう言われて
舞い上がった
(とても素敵
あっ、また、ほめられた
ナマでこう言われるのはいい
短いヒトコトなのに
地球だって持ち上がりそうだ
(なんでもできるね
そんなことないけど
そんな気さえしてくる
(ひとりでなんでもできるよ
(あなたひとりで
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