自分のよさに気づける人は
素直に生きていけばいいと
神様から選ばれた人
神様から選ばれても
そのことを信じないでいると
幸せになれない
幸せになれないまま
悩み続けて
ある日やっと素直に生き始める
というのが
婉曲に表現した
私の人生です
私というのは
あなたのことであり
筆者は神様の家来として
これをあなたに伝えるため
このような方法で
ここに書いています
2012年12月16日日曜日
2012年12月15日土曜日
パズル
そこには
日本語のパズルがあって
それをせっせとならべて
ぼくは
たまにうれしくなる
そのパズルを
だれがくれたのか
ぼくはうすうす
気づいているけれど
それをみんなに知らせるのは
なんだか
はしたないことのように思えて
だから
ぼくは黙って
パズルのかけらをただ選びつづける
パズルはしょっちゅう完成するが
決まった答えはないので
いつまでも
やめられない
それに
パズルはどんどん増えていく
その一方
磨り減ってなくなって行くパズルもある
いつのまにか
たくさんのパズルを
ぼくはもっている
詩集のようなパズル
お伽噺のようなパズルもある
ぼくは
自分のパズルも作っている
いつから作りはじめたのだろう
無数の星が
パズルの上でまわって
ぼくは消えていく
きょう、12月15日は、谷川俊太郎さんの誕生日です。
日本語のパズルがあって
それをせっせとならべて
ぼくは
たまにうれしくなる
そのパズルを
だれがくれたのか
ぼくはうすうす
気づいているけれど
それをみんなに知らせるのは
なんだか
はしたないことのように思えて
だから
ぼくは黙って
パズルのかけらをただ選びつづける
パズルはしょっちゅう完成するが
決まった答えはないので
いつまでも
やめられない
それに
パズルはどんどん増えていく
その一方
磨り減ってなくなって行くパズルもある
いつのまにか
たくさんのパズルを
ぼくはもっている
詩集のようなパズル
お伽噺のようなパズルもある
ぼくは
自分のパズルも作っている
いつから作りはじめたのだろう
無数の星が
パズルの上でまわって
ぼくは消えていく
きょう、12月15日は、谷川俊太郎さんの誕生日です。
2012年12月14日金曜日
素敵なおじいちゃん
素敵なおじいちゃん
愉快で
おもしろくて
ちょっとだけひねくれていて
人を驚ろかすのが好き
一人っ子の風体を後姿に感じさせながら
わき目も振らず何かに打ち込む
それはいつからの癖?
今までしてきた仕事が
おじいちゃんの信念を裏打ちして
つよく押し出す
おじいちゃんが遠慮なく言うことが
世の中を楽しませることだと感じるから
無用な遠慮もしなければ
させないようにも気を遣う
長い間
いろんなところにでかけて仕事をしてきたから
いまや世界一の物知りだと言っても
否定する人はいない
おじいちゃんは
新しいものを作っては惜しげもなく人々に見せる
おじいちゃんがした仕事は
世界中に広がり
たくさんの人を喜ばせた
そのせいで
おじいちゃんは
たくさんの人から愛されている
おじいちゃんは
年をとった
死ぬのが楽しみだという
おじいちゃんにとっても
死は初体験のことだろうから
その新しい経験が
気分よく
できますように
みんなが願っています
誕生日の日に
あなたのことを目蓋に思い浮かべながら
12月15日は谷川俊太郎さんの誕生日です
毎年、誕生日のお祝いのつもりで詩を書いています マツザキヨシユキ
去年の詩はこちらです↓
http://miraisousaku.blogspot.jp/2011/12/blog-post_14.html?spref=twv
愉快で
おもしろくて
ちょっとだけひねくれていて
人を驚ろかすのが好き
一人っ子の風体を後姿に感じさせながら
わき目も振らず何かに打ち込む
それはいつからの癖?
今までしてきた仕事が
おじいちゃんの信念を裏打ちして
つよく押し出す
おじいちゃんが遠慮なく言うことが
世の中を楽しませることだと感じるから
無用な遠慮もしなければ
させないようにも気を遣う
長い間
いろんなところにでかけて仕事をしてきたから
いまや世界一の物知りだと言っても
否定する人はいない
おじいちゃんは
新しいものを作っては惜しげもなく人々に見せる
おじいちゃんがした仕事は
世界中に広がり
たくさんの人を喜ばせた
そのせいで
おじいちゃんは
たくさんの人から愛されている
おじいちゃんは
年をとった
死ぬのが楽しみだという
おじいちゃんにとっても
死は初体験のことだろうから
その新しい経験が
気分よく
できますように
みんなが願っています
誕生日の日に
あなたのことを目蓋に思い浮かべながら
12月15日は谷川俊太郎さんの誕生日です
毎年、誕生日のお祝いのつもりで詩を書いています マツザキヨシユキ
去年の詩はこちらです↓
http://miraisousaku.blogspot.jp/2011/12/blog-post_14.html?spref=twv
2012年12月13日木曜日
雪解けを待つ
私の庭は雪に埋まっている
その下で放射性物質が
身の振り方を考えている
私はあなたの下で
身の振り方を考えている
なにもかも
あきらめて
なにもかも
新しく望む
私は私の庭で
雪解けを待つ
その下で放射性物質が
身の振り方を考えている
私はあなたの下で
身の振り方を考えている
なにもかも
あきらめて
なにもかも
新しく望む
私は私の庭で
雪解けを待つ
2012年12月12日水曜日
花は立ち止まる
花は立ち止まる
私の前で
世間の風を受けながら闊歩していたけれど
百人の人と
幾千の事象に臨んできたけれど
花は迷いもなく立ち止まる
振り返ることもせず
昨日までの計算高さも忘れて
花は立ち止まって
黙り
凛と立って
無言で視線を私に向けてくる
花を前にした私は
花の来し方行く末を想った
だかそれは
ほんの一瞬のことだった
私は
私の人生を受け入れて生きることに
集中しなければならなかったから
季節の風に身を任せて
花や樹や草や生き物や宇宙の自然を
受け入れて
ただ
なすべきことをしなければならなかったから
私の前で
世間の風を受けながら闊歩していたけれど
百人の人と
幾千の事象に臨んできたけれど
花は迷いもなく立ち止まる
振り返ることもせず
昨日までの計算高さも忘れて
花は立ち止まって
黙り
凛と立って
無言で視線を私に向けてくる
花を前にした私は
花の来し方行く末を想った
だかそれは
ほんの一瞬のことだった
私は
私の人生を受け入れて生きることに
集中しなければならなかったから
季節の風に身を任せて
花や樹や草や生き物や宇宙の自然を
受け入れて
ただ
なすべきことをしなければならなかったから
2012年12月11日火曜日
細い腕
細い腕が畑に埋まっている
畑から畑が腕伝いに上がってくる
畑と地上はやがて混ざり合い
入れ替わる
私を植えようと企んでいるのは
私の腕だ
だが腕は既に脳みそを混ぜながら
夕飯の用意をしているので
大根は自ら細く切られなければならない
まな板が水と混ざり合い
包丁は既に鍋の中で
味噌と入れ替わっているので
私はあなたのワンピースの袖を掴んで
竈にくべて
火を起こさなければならない
料理がそれを待っている
風呂が先か夕飯が先か
あるいは有る岩がさきか
後片付けが先か
細い腕は一本
大事な些事が掛けられているので
油断できない
油揚げを揚げるために
火を起こさなければならない
細い腕は腕まくりして
お尻とは区別が必要だ
トイレにいくときに
廊下が便器と入れ替わらないためにも
畑から畑が腕伝いに上がってくる
畑と地上はやがて混ざり合い
入れ替わる
私を植えようと企んでいるのは
私の腕だ
だが腕は既に脳みそを混ぜながら
夕飯の用意をしているので
大根は自ら細く切られなければならない
まな板が水と混ざり合い
包丁は既に鍋の中で
味噌と入れ替わっているので
私はあなたのワンピースの袖を掴んで
竈にくべて
火を起こさなければならない
料理がそれを待っている
風呂が先か夕飯が先か
あるいは有る岩がさきか
後片付けが先か
細い腕は一本
大事な些事が掛けられているので
油断できない
油揚げを揚げるために
火を起こさなければならない
細い腕は腕まくりして
お尻とは区別が必要だ
トイレにいくときに
廊下が便器と入れ替わらないためにも
2012年12月10日月曜日
淀んだ風
あのとき殴られた左の頬
長い年月が経ち
いま
殴って欲しい右の頬
あのひとがなぜ殴ったのかは
いまよりも
あのときの自分の方が
きちんとよく知っていた
長いものに巻かれ
夢を忘れることさえ正当化することを覚えた私に
あのときの
あのひとのことはわからない
いま
子どもたちは
殴ってさえもらえない
大人になってから頬に
淀んだ風が中るだけだろう
長い年月が経ち
いま
殴って欲しい右の頬
あのひとがなぜ殴ったのかは
いまよりも
あのときの自分の方が
きちんとよく知っていた
長いものに巻かれ
夢を忘れることさえ正当化することを覚えた私に
あのときの
あのひとのことはわからない
いま
子どもたちは
殴ってさえもらえない
大人になってから頬に
淀んだ風が中るだけだろう
2012年12月9日日曜日
会ったことのないあの人
会ったことのないあの人だけど
気になる 気になる
会ったことのない人は
私に語りかけてくる
やさしく 激しく
会ったことのない人は
いつまでも
そのままでいるとは限らない
会ったことのない人の
ことばかり 考える
夜に 朝に いつの間にか
会ったことのない人が
私に語りかけてくる
昨日も 今日も 明日もきっと
会ったことのない人は
かけがえがない
あの人は
私の大事な人
いつから? どうして?
気まずくても 楽しくても
距離感もわからずに
肌のぬくもりも知らぬまま
寒い夜も
暖かい部屋に
一緒にいる
気になる 気になる
会ったことのない人は
私に語りかけてくる
やさしく 激しく
会ったことのない人は
いつまでも
そのままでいるとは限らない
会ったことのない人の
ことばかり 考える
夜に 朝に いつの間にか
会ったことのない人が
私に語りかけてくる
昨日も 今日も 明日もきっと
会ったことのない人は
かけがえがない
あの人は
私の大事な人
いつから? どうして?
気まずくても 楽しくても
距離感もわからずに
肌のぬくもりも知らぬまま
寒い夜も
暖かい部屋に
一緒にいる
2012年12月8日土曜日
中心のこころ
体にピンを刺すと
痛いけれど
どこが中心かが
わかってくる
ピンを刺した場所と
心が通信していると
そのことをここに書いている自分が
主張し始める
胸に手を当てても
そこに心の気配はしない
頭の中から
心はここにあると
信号が発せられ
また同じ場所に戻ってくる
心にピンを刺すと
そこから血が出て
辺りを浸す
血は乾いて
かぴかぴになり
心を守ろうとする
私は裸の心に
ぶかぶかの服を着せて
外に連れ出そうとする
パンツが落ちると
心は
中心を隠そうとして
心の中心の中心があることに
みんなは気づいてしまう
痛いけれど
どこが中心かが
わかってくる
ピンを刺した場所と
心が通信していると
そのことをここに書いている自分が
主張し始める
胸に手を当てても
そこに心の気配はしない
頭の中から
心はここにあると
信号が発せられ
また同じ場所に戻ってくる
心にピンを刺すと
そこから血が出て
辺りを浸す
血は乾いて
かぴかぴになり
心を守ろうとする
私は裸の心に
ぶかぶかの服を着せて
外に連れ出そうとする
パンツが落ちると
心は
中心を隠そうとして
心の中心の中心があることに
みんなは気づいてしまう
2012年12月7日金曜日
ネガディブソングス
この世には
上手くいかないことばかり
100回死んでも
まだ足りぬ
あの世にも
上手くいかないことばかり
毎日は
苦しいことの繰り返し
努力をしても
抜けられぬ
いつまでも
苦しい道が続くだけ
あの人は
きょうも恨んでいるばかり
赦(ゆる)しなんぞは
ありゃしない
あの人は
恨みと愚痴で忙しい
その愛は
いつまでたっても後ろ向き
愛しい人を
苦しめる
その愛は
身勝手 意地悪 隙(すき)だらけ
上手くいかないことばかり
100回死んでも
まだ足りぬ
あの世にも
上手くいかないことばかり
毎日は
苦しいことの繰り返し
努力をしても
抜けられぬ
いつまでも
苦しい道が続くだけ
あの人は
きょうも恨んでいるばかり
赦(ゆる)しなんぞは
ありゃしない
あの人は
恨みと愚痴で忙しい
その愛は
いつまでたっても後ろ向き
愛しい人を
苦しめる
その愛は
身勝手 意地悪 隙(すき)だらけ
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