あなたはネコが
すきなのね
あなたのまわり
ネコばかり
足の踏み場も
ネコばかり
肩を持つのね
ネコばかり
重さをはかる
ネコばかり
この場を借りて
ネコばかり
ネコの上にも
ネコばかり
ネコの下にも
ネコばかり
苦しいときの
ネコばかり
ネス湖にいるのも
ネコばかり
寝込んでいるのも
ネコばかり
あなたはネコが
すきなのね
2012年10月14日日曜日
2012年10月13日土曜日
夢から覚める前に
夢から覚める前に
いそいでアイスカフェオレを喉に流し込んだ
まだほとんど飲んでなかったので
ベッドのうえで
きのうの宿題を思い出そうとしたが
どこに置き忘れたのか
どうしても思い出せない
青空にキンモクセイが香っていた
あの少し肌寒い日に
鉢合わせして出会ったあの人は
何をしているだろう
ぼんやり部屋なかを眺めたら
そこは自分の部屋ではなかった
いそいでアイスカフェオレを喉に流し込んだ
まだほとんど飲んでなかったので
ベッドのうえで
きのうの宿題を思い出そうとしたが
どこに置き忘れたのか
どうしても思い出せない
青空にキンモクセイが香っていた
あの少し肌寒い日に
鉢合わせして出会ったあの人は
何をしているだろう
ぼんやり部屋なかを眺めたら
そこは自分の部屋ではなかった
2012年10月12日金曜日
ものうげなあのこ
すきまからのぞいてごらん
ほんとうのことがわかるから
こえをだしちゃいけないよ
みつかったら
つかまってかえれなくなる
あのこはうつくしいかおをしているが
おそわれていらい
ひがおちると
こころがおにになってしまう
じぶんでもきづいていないらしい
あのこのおおきなひとみは
うるんで
だれもがみとれるが
ときどきまっかにそまり
あいするものを
みつめころしてしまう
あいしてもあいしても
しらぬうちに
あいてをころしてしまう
そのきおくは
あさになるときえてなくなるから
あのこは
ちゃんとあいさつして
ひとびととうまくやっている
さあ
いま
すきまからのぞいてごらん
ものうげなあのこは
なにをしているとおもう?
ほんとうのことがわかるから
こえをだしちゃいけないよ
みつかったら
つかまってかえれなくなる
あのこはうつくしいかおをしているが
おそわれていらい
ひがおちると
こころがおにになってしまう
じぶんでもきづいていないらしい
あのこのおおきなひとみは
うるんで
だれもがみとれるが
ときどきまっかにそまり
あいするものを
みつめころしてしまう
あいしてもあいしても
しらぬうちに
あいてをころしてしまう
そのきおくは
あさになるときえてなくなるから
あのこは
ちゃんとあいさつして
ひとびととうまくやっている
さあ
いま
すきまからのぞいてごらん
ものうげなあのこは
なにをしているとおもう?
2012年10月11日木曜日
おなかをすかせて
じんせいは おなかがすく
いっぱいたべたら
まんぷくになる
おなかがすいたら
なにかをたべる
なにかをたべると
なにかはどこへ?
なにかは
おなかのなかへいき
おなかをすかせて
きえていく
いっぱいたべたら
まんぷくになる
おなかがすいたら
なにかをたべる
なにかをたべると
なにかはどこへ?
なにかは
おなかのなかへいき
おなかをすかせて
きえていく
2012年10月10日水曜日
すきなひとが
すきなひとが
となりでねむっています
あなたは
なぜかねむらない
あなたは
なにをのぞんでいますか
ほしいものが
あるのですね
ふたりは
ずっといっしょです
いままでも
そしてこれからも
あたらしいものが
ふるびて
やさしくなっていきます
うるさいことを
いわなくなります
そらは
うえにありつづけて
おちてきません
すいへいせんの
したにあるそらは
かくれたままです
あなたは
なににかくれていますか
だれかのかげにですか
それとも・・・
となりでねむっています
あなたは
なぜかねむらない
あなたは
なにをのぞんでいますか
ほしいものが
あるのですね
ふたりは
ずっといっしょです
いままでも
そしてこれからも
あたらしいものが
ふるびて
やさしくなっていきます
うるさいことを
いわなくなります
そらは
うえにありつづけて
おちてきません
すいへいせんの
したにあるそらは
かくれたままです
あなたは
なににかくれていますか
だれかのかげにですか
それとも・・・
2012年10月9日火曜日
あなたはうつ病さえ
あなたは
あなたの優しい性格で
うつ病さえ迎えいれたのですね
あなたは
あなたの優しい性格を
失わないまま
少しずつ強くなって
たまに知らん顔で
辛いこともやってのけている
木綿の衣服を
じゃぶじゃぶ洗って
汚れをおとし
お日さまにさらして乾かして
いつの間にか身に纏って走り回っている
あなたのことが好き
あなたは
あなたの優しい性格を
周りの人につかっているが
誰につかったのかはもうわからない
それほど
無尽蔵につかい続けている
あなたの優しい性格で
うつ病さえ迎えいれたのですね
あなたは
あなたの優しい性格を
失わないまま
少しずつ強くなって
たまに知らん顔で
辛いこともやってのけている
木綿の衣服を
じゃぶじゃぶ洗って
汚れをおとし
お日さまにさらして乾かして
いつの間にか身に纏って走り回っている
あなたのことが好き
あなたは
あなたの優しい性格を
周りの人につかっているが
誰につかったのかはもうわからない
それほど
無尽蔵につかい続けている
2012年10月8日月曜日
2012年10月7日日曜日
詩の友だち
彼は詩の友だち
私がこうして詩を書いているとき
彼もまた詩の中にいる
詩は永遠の欠片のように
心に突き刺さっいる
夢の中で探し当てた
いい方向へと向かう道が
雲に覆われた月のせいで
見えなくなっているけれど
平気な顔をしているのは
信じているから
信じられる何かを
私がこうして詩を書いているとき
彼もまた詩の中にいる
詩は永遠の欠片のように
心に突き刺さっいる
夢の中で探し当てた
いい方向へと向かう道が
雲に覆われた月のせいで
見えなくなっているけれど
平気な顔をしているのは
信じているから
信じられる何かを
2012年10月6日土曜日
その香り
私はじっと座っているだけだった
座って花の香りを吸い込んで
うっとりと目を閉じていた
いや
目を閉じてはいなかった
私は
劇場の舞台に目をやって
心地良い歌声に心をさ迷わせて
浸っていた
暗転が暗闇を投げかけてくる
拍手が静寂を破って
あふれだす
私の胸を満たしたその香りは
記憶の中に沈んで
未来の明るい日差しを投射してくる
時は
劇場の微風を吸い込んで
ゆるやかに速度を早め
舞台の奈落の上空を渦巻いて
ただ爽やかに過ぎ去っていった
座って花の香りを吸い込んで
うっとりと目を閉じていた
いや
目を閉じてはいなかった
私は
劇場の舞台に目をやって
心地良い歌声に心をさ迷わせて
浸っていた
暗転が暗闇を投げかけてくる
拍手が静寂を破って
あふれだす
私の胸を満たしたその香りは
記憶の中に沈んで
未来の明るい日差しを投射してくる
時は
劇場の微風を吸い込んで
ゆるやかに速度を早め
舞台の奈落の上空を渦巻いて
ただ爽やかに過ぎ去っていった
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