サイレンがなっていた
サイレンは遠ざかっていった
いまは耳の奥で鳴っている
いつのまにか
なつかしい唄と混じって
唄のゆりかごとなって
若い母が揺らしている
ゆりかごの夢
2013年8月23日金曜日
2013年8月22日木曜日
2013年8月21日水曜日
想定内のウソ
作り上げたものが
使えなくなります
いいものを作ったと自慢していたのに
もう使わないほうがいいのです
みんなで作ったものでも
ひとりで作ったものでも
そのことには関係なく
使うかどうかは
限られた人が決めるのです
使うことに不都合が生じました
期限のあるモノは廃棄しなければなりません
どうぞよろしく
あなたが喜ぶ答えはありません
怒りたい気持ちは満足させることでしょう
でもそれは刹那
そして皮肉でもあります
だんだん
私が誰なのか分からなくなってきました
みんな溶けて混ざっていってしまうのでしょう
その前兆
それならばせめて
意識のあるうちに
まともな 建設的なことを言いたい
でも言えない
それも分かっています
したり顔のおとなですから
想定外というのも
もちろん想定内のウソですから
2013年8月20日火曜日
すみか
小さい声で
唄っているのですね
だんだんと
大きな声になっていって
あなたもぼくもその歌に飲み込まれてしまいましたよ
歌の世界は透明で
外の景色が綺麗に見えて
人の心を信じたくなる
魔法の部屋ですね
遠くに連なる山々
遠くで鳴っている波音
子どもを呼んでいる声
水たまりをバシャバシャする音
木が揺れて葉が擦れる音も
やさしくささやきかけてきます
あなたは歌の世界に住んでいる人
私はたまにくる客人
小さい声で
唄っていたあなたに
気づかれないようにしたいけど
つい気づいて欲しい気持ちが勝ってしまう
ごめんなさい
きょうも訪ねてきてしまって
唄っているのですね
だんだんと
大きな声になっていって
あなたもぼくもその歌に飲み込まれてしまいましたよ
歌の世界は透明で
外の景色が綺麗に見えて
人の心を信じたくなる
魔法の部屋ですね
遠くに連なる山々
遠くで鳴っている波音
子どもを呼んでいる声
水たまりをバシャバシャする音
木が揺れて葉が擦れる音も
やさしくささやきかけてきます
あなたは歌の世界に住んでいる人
私はたまにくる客人
小さい声で
唄っていたあなたに
気づかれないようにしたいけど
つい気づいて欲しい気持ちが勝ってしまう
ごめんなさい
きょうも訪ねてきてしまって
2013年8月19日月曜日
おかげさまで90000を超えました
日本
|
78788
|
アメリカ合衆国
|
7253
|
ロシア
|
1678
|
マレーシア
|
399
|
ドイツ
|
249
|
大韓民国
|
134
|
イギリス
|
122
|
中国
|
48
|
カナダ
|
45
|
ウクライナ
|
41
|
カウントが間違っているようですが。自動集計の数字です。
真夏のチョコレート
チョコレートが私を呼んでいるのか
私がチョコレートを呼んでいるのか
どっちだと思いますか?
私はチョコレートの在りかまで
一目散に駆けていくけれど
チョコレートが私を呼んでいるのか
私がチョコレートを呼んでいるのか
どっちだと思いますか?
私はいま何度目かのダイエット中
チョコレートは真夏のセールでまとめ買い
冷蔵庫のいちばん上の棚で かちんこちん
私は食べたくて一日10回 目をまわす
チョコレートが私を呼んでいるのか
私がチョコレートを呼んでいるのか
どっちだと思いますか?
ねえあなたは
どっちだとおもいますか?
チョコレートが悪いのか
私が悪いのか
たぶんどっちも悪くない!!
絶対どっちも悪くない!!
私がチョコレートを呼んでいるのか
どっちだと思いますか?
私はチョコレートの在りかまで
一目散に駆けていくけれど
チョコレートが私を呼んでいるのか
私がチョコレートを呼んでいるのか
どっちだと思いますか?
私はいま何度目かのダイエット中
チョコレートは真夏のセールでまとめ買い
冷蔵庫のいちばん上の棚で かちんこちん
私は食べたくて一日10回 目をまわす
チョコレートが私を呼んでいるのか
私がチョコレートを呼んでいるのか
どっちだと思いますか?
ねえあなたは
どっちだとおもいますか?
チョコレートが悪いのか
私が悪いのか
たぶんどっちも悪くない!!
絶対どっちも悪くない!!
2013年8月18日日曜日
人生は飛行機雲
人生は飛行機雲
青空を汚してやっと描かれた
一本の線
絵になりたくても
自らなることはできない
だからいつも
見上げる人の想像力に
すがるっている
人生は飛行機雲
愛する人と出会ったよろこびを
誰かの心にとどめたくて
必死に言葉を吐く
だれかが認めてくれることで
不仲になった世間とも和解して
どうにかやりくりして生きてゆけるから
地球の命をもらって
死ぬまで自分を滅ぼさずに生きてゆく
愛の力を信じたくて
永遠と寄り添う儚い夢を見ながら
青空を汚してやっと描かれた
一本の線
絵になりたくても
自らなることはできない
だからいつも
見上げる人の想像力に
すがるっている
人生は飛行機雲
愛する人と出会ったよろこびを
誰かの心にとどめたくて
必死に言葉を吐く
だれかが認めてくれることで
不仲になった世間とも和解して
どうにかやりくりして生きてゆけるから
地球の命をもらって
死ぬまで自分を滅ぼさずに生きてゆく
愛の力を信じたくて
永遠と寄り添う儚い夢を見ながら
2013年8月17日土曜日
2013年8月16日金曜日
君があの暗い少年に
君があの暗い少年に思いを寄せてくれているから
私は生きてゆける
君は
薄暗がりの廊下や
曇った日に乾くことができない土の壁や
世間から理解されず狂って歩いているあいつを
安く買いたたかれて果物一つ買えない若者を
病に伏せている独り身の母の横で静かにひとり遊ぶ幼ない児を
何事でもないように
ただ
それは何事でもないように 描き続けた
君があの暗い少年に思いを寄せてくれているから
私は生きてゆける
私が生きてゆけるのは
あの
暗い少年に光が当たったから
ほんの一瞬
あの暗い少年に光が当たったから
2013年8月15日木曜日
戦争はもう始まっていた
戦争ごっこをして遊んだ夏
あの夏は遠ざかっていったが
戦争は遠ざからない
男の子たちは
きょうも
戦争をやめることができない
もう始まっていた戦争
受け継がれ
引き継がれていく戦争
知らないうちに始めている戦争
折り重なり
人を渡し
戦術を渡し
武器を渡し
途絶えることがない
戦争は
人を使っている
戦争は知っている
人は戦争と手を組もうとしていることを
知っていて
語ることがない
人の口に
戦争を語らせるとき
僅かにその言葉を操り
あとは
知らん顔をしているだけ
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