〈『私」について、いくつでも「そうだ」と思うことを丸で囲んで下さい〉
●回答欄
大事なことをみんな忘れてしまう
簡単な計算ができない
もたもたしていて切り替えが遅い
心の中で愚痴ばかり言っている
自分を慰めるのが好き
惰性で生きている
自分を棚にあげて偉そうなことをいう
優しいふりして衝突を恐れるだけ
大事な問題ほど解決しない
脛を齧っている
勇気がないのに吠える
うそつき
都合の悪いことを隠す
好きなことだけはやる
努力を惜しんでいる
現実から逃避する
人を傷つける
苦し紛れにとんでもないことを言う
何度も過ちを繰り返す
他力本願
無理なことを言う
懲りない
人の気持ちがわからない
・・・ありがとうございました。
これからの「豊かな私」づくりに活かさせていただきます。
2012年4月2日月曜日
2012年4月1日日曜日
ニートのアイディア
雨が降った
傘がなかったので
軒下で雨宿りした
遊び人
彼は名刺をもっていたが
そこには所属する会社名や職場の名は
記されていなかった
彼は仕事をしていなかったし
どこにも所属をしていなかった
名刺はいわば〈遊び用〉の名刺だったから
そこにはニックネームとメアド
気にいったイラスト
それに携帯ナンバーだけがあった
彼は雨が小降りになるのを待ちながら
思案した
そして突然
そうだ!
と
思いついた
自分は
この建物の傘下に入ったのだと
見上げると
そこは立派な
我が国を代表する会社だったから
傘がなかったので
軒下で雨宿りした
遊び人
彼は名刺をもっていたが
そこには所属する会社名や職場の名は
記されていなかった
彼は仕事をしていなかったし
どこにも所属をしていなかった
名刺はいわば〈遊び用〉の名刺だったから
そこにはニックネームとメアド
気にいったイラスト
それに携帯ナンバーだけがあった
彼は雨が小降りになるのを待ちながら
思案した
そして突然
そうだ!
と
思いついた
自分は
この建物の傘下に入ったのだと
見上げると
そこは立派な
我が国を代表する会社だったから
2012年3月31日土曜日
湿ったところ
くちびるがくっつきそう
相手が目を閉じた
私は目を閉じているのだろうか
くちびるにくちびる
湿った舌から押し出される息
擦れる産毛
ファンデの香りに
めまいがしそうになる
腕はどうなっているだろう
腰の周りの衣服は
肉体の躍動と呼吸と
どうせめぎ合って
感覚器官を刺激しているのだろう
舞台の上を回りながら
二人きりになって
遊んでいるのだろうか
責任は誰がとるのか
後戻りできない罪は
どこに紛れ込ませれば
忘れられるのだろう
相手が目を閉じた
私は目を閉じているのだろうか
くちびるにくちびる
湿った舌から押し出される息
擦れる産毛
ファンデの香りに
めまいがしそうになる
腕はどうなっているだろう
腰の周りの衣服は
肉体の躍動と呼吸と
どうせめぎ合って
感覚器官を刺激しているのだろう
舞台の上を回りながら
二人きりになって
遊んでいるのだろうか
責任は誰がとるのか
後戻りできない罪は
どこに紛れ込ませれば
忘れられるのだろう
2012年3月30日金曜日
2012年3月29日木曜日
誤魔化された今日
誤魔化すのが当たり前になってしまった人が
もう誤魔化していることも忘れてしまった
誤魔化された人はまだ誤魔化され続けていたから
何事も変わらなかった
誤魔化している人は
誤魔化していることによって誤魔化されている人から
誤魔化していると指摘されないので
誤魔化していることに気付けずに
そのうち誤魔化していることのほうが
耐え切れずに真実に変容していった
誤魔化している人は
誤魔化しながら
誰かに誤魔化されたいと
心の奥で望んでいたが
干からびた心の厚い壁に阻まれて
その思いはただ朽ちてしまった
誤魔化している人が増えると
なにが誤魔化しているといえるのか
やがてますます判りにくくなってゆき
誤魔化していないことが誤魔化しのようにさえ目に映り
私たちは自分たちを信用できなくなっていった
最初にごまかした人は
もう誤魔化しの輪っかから抜け出し
西方浄土と天国の間の地の果てで
酒を酌み交わしながら洋菓子を食べながら
周りの人々と高みの見物を決め込んでいた
という夢が
誤魔化し誤魔化されることに飽き果てた
私に見られていた
もう誤魔化していることも忘れてしまった
誤魔化された人はまだ誤魔化され続けていたから
何事も変わらなかった
誤魔化している人は
誤魔化していることによって誤魔化されている人から
誤魔化していると指摘されないので
誤魔化していることに気付けずに
そのうち誤魔化していることのほうが
耐え切れずに真実に変容していった
誤魔化している人は
誤魔化しながら
誰かに誤魔化されたいと
心の奥で望んでいたが
干からびた心の厚い壁に阻まれて
その思いはただ朽ちてしまった
誤魔化している人が増えると
なにが誤魔化しているといえるのか
やがてますます判りにくくなってゆき
誤魔化していないことが誤魔化しのようにさえ目に映り
私たちは自分たちを信用できなくなっていった
最初にごまかした人は
もう誤魔化しの輪っかから抜け出し
西方浄土と天国の間の地の果てで
酒を酌み交わしながら洋菓子を食べながら
周りの人々と高みの見物を決め込んでいた
という夢が
誤魔化し誤魔化されることに飽き果てた
私に見られていた
2012年3月28日水曜日
言葉をなくしたら
夕方の景色と出会って
言葉をなくした
言葉をなくしたら
べつの
言葉をなくした人 と繋がったような
気がした
さっきまで
言葉を持って
きょうも
外を出歩いて
言葉を投げ合っていた
運動会でやった
競争のように
言葉をなくしたら
心の底に
言葉の泉があることに気がついた
言葉をなくしたら
また
言葉が自分の中に溜まり始めて
溢れてくることが分かった
綺麗な言葉が
湧いてくるように
したい
言葉をなくした
言葉をなくしたら
べつの
言葉をなくした人 と繋がったような
気がした
さっきまで
言葉を持って
きょうも
外を出歩いて
言葉を投げ合っていた
運動会でやった
競争のように
言葉をなくしたら
心の底に
言葉の泉があることに気がついた
言葉をなくしたら
また
言葉が自分の中に溜まり始めて
溢れてくることが分かった
綺麗な言葉が
湧いてくるように
したい
2012年3月27日火曜日
問い Lesson 1
あなたが過去の日の自分を見る時
未来から今のあなたを見る人がいる
私が未来の日の自分を見ようとする時
過去から今の私を見る人がいる
私があなたを見ようとする時
あなたは私の方を向いて
そこに誰の姿を見たのか
あなたが未来と過去の自分に出会う時
あなたはそれぞれに向かい何を語るのだろうか
2012年3月26日月曜日
知り合ったばかりなのに
知り合ったばかりなのに
ことばも少ししか通じないのに
小さな竹の林の前で立ち止まると
2人は2つのモバイルフォンのカメラで
黙って写真を撮っていた
それまでに何をしてきたのか
これから何をしようとしているのか
竹の林は影に映していたのだろうか
知り合って
すぐにさよならしたけれど
竹の林は
いつまでもそこにただ立って
気まぐれに時のあやとりをしている
2012年3月25日日曜日
簡単な質問に
それを持ったままでいいですか
そのまま
持っていくのですか
春風が強く吹く
海岸からあなたの部屋につづく道を歩けば
日差しには
もう汗ばんでしまいそう
靴も
夏のものに履き替えたくなってきて・・・
まだ
持っているのですか
その
簡単な質問に
なぜか
正面から
答えることが
できなくて・・・
2012年3月24日土曜日
登録:
コメント (Atom)