未来創作
みちるのブログ
2013年1月12日土曜日
僕が憶えていることを
僕が憶えていることを
母は憶えていない
母が忘れた辛いことだけ
僕も忘れてしまおう
父がやっていたことを
僕は斜めにみていた
僕がやったことを
父はいつもまっすぐみていた
愛する人の笑顔を
僕は大切にしようとした
僕を愛する人は
僕のすべてを守ろうとした
2013年1月11日金曜日
ひとりぼっちの命
ひとり
ひと ひとり
ひとりで生まれ
ひとりで死んでゆく
生きている時に
抱擁し合ったあのひとも
ひとりで死んでゆく
命はこの世の中で徘徊しているだけ
だれも死の門に入ることはできない
その門の向こうには
死が蹲って夢を見ている
ひとはいない
命も入ることはできない
私は生きて
いつか死ぬ
だが死の門に入るのは
私の中の死の部分だけ
それは影のようなもの
体は燃やされ土になっても
命は残り彷徨
死だけが他人事だ
いつか出会った他の命に
すまないと泣き崩れて詫びたくても
昔の記憶を命は辿れないから
もうなかったことにされてしまう
死は身じろぎもしない
私が寝返りをうっているあいだも
息さえしていないのだから
2013年1月10日木曜日
中身は何が入っているの?
中身は何が入っているの
?
からから音がするのはどうして
?
難しい事ばっかりいっていないで
ライオンの首に縄をつけてきなさい
雪が降る日にライオンは
気が狂って暴れだし
こんなはずじゃなかったと嘆いてる
ニトリにいって
ニトリにいって
ヘチマを買った
井戸端会議で
にんまり笑う
変な態度の
言い訳は
ノリマキの中
具としていれて
チキンも足して
菜の花もいれ
おがくず入れて
こんちくしょう
2013年1月9日水曜日
なよなよするあなたを
なよなよするあなたを
骨が支えている
皮膚の表面は熱を帯びて
水気を空中に放っている
怒った時のあなたのは
いつもの唄をうたう
白い喉に触ると
モーターの振動が伝ってくる
今夜あなたは
すべての衣服を脱ぎ捨てたあと
お湯に浸かり
自分の肌を撫でて水の玉を弾く
なりふりかまわず
オトナのいやらしさを攻撃し
氷のように熱くなり溶けてゆく
2013年1月8日火曜日
何ももっていないその子
何ももっていないその子に敵わない
その子は何ももっていないから
もっているぼくには敵わない
何ももっていないその子は
何も捨てない
そして何ももとうとしない
何かをもっているぼくには
その子のことが分からない
何故もたないのか分からない
もっているぼくはまだ何かもとうとして
何ももっていないその子を
もの欲しげに見ている
2013年1月7日月曜日
ひとりじゃない
涙に頬がぬれて
眼を覚ますと
私は毛布に包まって
明るい日差しの中にいた
どんな夢を見ていたのだろう
懐かしい人
やさしい微笑み
大きく手を振って どこへ
?
取り残されたの 私は
?
置いていかれたの ここに
?
小鳥の声がして
子どもが駆け回る声
穏やかな季節の風に
ひとりじゃないと気づいてく
2013年1月6日日曜日
その手があったか
遥々やってくるもの
古い友だち
遠い国の人からの便り
夜汽車
幼い日の思い出
燕
なかなかやってこないもの
吉報
木霊
待ち人
できちゃったと心配したときのアレ
愛想を尽かされた恋人
どちらともいえないもの
苦し紛れの一手
金まみれの人生
くたびれかけた鞄
その手があったかというひらめき
なんにもでませんよと笑う人
2013年1月5日土曜日
あなたが見つけてくれた私の長所は
あなたのもの
私の短所を好きだと言ってくれたあなたが好き
2013年1月4日金曜日
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代金はいくら? (10点)
2008年開張小学校
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